催●×NTR×積極的ヒロインの三拍子がどう絡むのか気になる人向け。この記事では、二小山さんの正体と“貸出し”の先で待つ出来事を一挙解説しつつ、私・やまだが感じた“逆NTRの甘く切ない後味”がわかります。




作品概要
大学ゼミのクラスで二小山という女子大生は、少し影のある雰囲気の持ち主。彼女がある日突然男性学生に申し出たのは「体だけ貸してほしい」。発端は大学中に噂の“催●アプリ”。アプリによって現実改変され、彼女は「誰が使っても拒めない体質」になってしまった。前期では複数の男たちに巡回されていたが、今作では「ある特定の男を選んで貸し出す」に焦点。使われる側ではなく、自分から借主を指定する二小山の行動は周囲の混乱を加速させ、かつての恋人との関係にも深刻なひびが入る。登場人物はゼミ生の男女八人。借り主と取り巻き、ふとした再会で再燃する過去の想い人という三層構造で、どこまでも絡まる感情の糸が描かれる。
作品の魅力
雑踏の中で突然眉を寄せる二小山さんの表情から目が離せなかった。彼女が「今日はあなたに貸す」と首筋に指を這わせる瞬間、周囲の喧騒がセピアに染まる。借り主の男子は驚きと期待で身体を硬くしながらも、すぐさま手を握り返して廊下へ引っ張る。その「グラッと世界が色変わる」演出に、私は十五年前に読んだ某サークルの初期NTR漫画を鮮烈に思い出していた。違うのは、ここではレイプ体質にされた側が主導権を取っている点。だからこそ、観客の視線が痛いほど胸に突き刺さる。
倫理観が床下に溶けていく描写が心地良い。図書館の個室で二小山さんが「今日も貸出し中だから」と名残惜しそうにスカートの裾を摘むシーンでは、借り主の男子が「返却時間を延ばしたい」と小声で懇願。すると彼女は携帯を取り出してアプリの残り回数を確認し、「プラス三分ならいいよ」と短く告げる。たった三秒でも「自分で約束したルール」を捻じ曲げることへの罪悪感が頬に朱を差す様子が見事に描き切られ、観ているこちらも「まだ三分しか我慢できないのか?」という劣情を背中で感じた。
巻末ドキュメントの余韻が秀逸。同人誌独特のあとがきみたいに、作者紹介ページで「当初はもっと過激にする予定だった」と告白されている。2010年代前半に流行した「NOな女をYESに」路線に対し、ここではあえて「YESになりながら本心を探る」角度へ舵を切った。結果として生まれたのは、ステロイド全開ではなく、むしろ薄れゆく理性の体温。それを睨みつけるように描く二小山さんの瞳。作品コンセプトの「突き放す積極性」と「限界を知る受動性」が紙面を通じて実際に体温を奪っていくようで、読了後も掌がひんやりする不思議。
寝不足翌朝、私は思わずFANZAの再読ボタンを押した。理由はシンプルで、初見では氷のような気高さに見えた彼女の笑顔が、二周目では仄かに泣き笑いに変わって見えた。たとえばカラオケ個室で「借りるの、もう終わりにして?」と男子が問いかける一コマ。一回目はただの余裕の表情と受け止めたが、二周目で画面端にちゃんと涙袋が浮いていることに気づく。作者がこっそり仕掛けた「二つの顔」のトリック。そんな細部の仕込みが逆NTRの非日常とは真逆の、日常の寸止め感をはらんでいて、後味がまた甘ったるくて最高だった。
気になる点
借主を固定したことで過去作ほどの勢いは失われた気もする。ただそれと引き換えに惹きつける視線の密度が増しているため、どちらを取るかは好みが分かれるだろう。
こんな人におすすめ
積極的に手を出してくるヒロインがたまらない人。借り手側に油断の隙を見せながら、自分のルールで歯止めをかける“上から目線の熱さ”で痺れる人。さらにNTRの痛みを味わいつつ、主人公チートに操られる女の子が「でも私はこれを選んでる」と示す瞬間に切なさを堪能したい人。
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