DOZA Villageの過去作を全部まとめて詰め込んだ「全集」が出たって知ってワクワクしてる人向け。税抜三万超えだけど画数を考えたらコスパめちゃくちゃいいのか、それとも気合いが要るのか。この記事では、15年でオタク同人誌を2000冊以上読み漁ってきた私が、その価格分の“味”を正直に伝えるよ。







作品概要
DOZA Villageは、あの『サークル名』で有名な転生×逆寝取り路線の旗艦サークル。今回登場した“全集”は彼らの過去に出した既刊すべてをひと箱にまとめたBOX。定価34,320円(税抜31,200円)だけど、単行本30冊超え・総ページ3,000Pを超える量。立ち読みできる無料サンプルも8カット公開中。オリジナルビニールと複製色紙、さらにはサークルからの直筆イラスト色紙がランダム封入されてる初回特典付き。FANZA独占販売だから、イベント会場では手に入らないのがちょいと痛いところ。
作品の魅力
開けた瞬間に飛び込んでくるのは、色の重ね技術。薄墨のベースに載る朱と群青の混じり具合が、なんだか夕陽と闇が同居しているかのよう。たとえば「奥さんが旦那の留守中に魔族に憑かれ堕ちていく」シリーズ2巻の15ページ目では、青味残光の中で朱の体液が照明みたいに飛び散ってて、エロというより生物の標本観察図鑑みたいにまっすぐに見せつける。
その異様なリアリズムが物語にまで波及する。ヒロインはスカートを捲られる寸前で「ちょっと待ってよ」とカメラ目線でタイムストップをかけ、こっちを見据える目に二人称の殺意が宿る。RPGのクエストを無視して欲望に走るプレイヤーみたいな、たとえば魔導書をめくる時の指の躊躇が、ギャルゲの選択肢のようにプレッシャーを生む。
一方でオチへの滑走速度が速くない。ドMな受け身サークル的作品にありがちな「3ページで鬼畜完堕ち」暴走を避け、むしろ何度も心を取り戻しかける描写を織り交ぜる。だからこそ最終的に主人公の問いかけ「君は俺のものだ」に対して、ヒロインが「残念、知らないうちに私は誰のものでもなくなった」と突き放す一句の刺さり方が、胸ではなく背骨の真ん中を震わせる。
ボリュームで甘えてるわけではない。1冊200ページを超える各巻は「ページ数を稼ぐためのユルいHの繰り返し」ではなく、むしろ戦闘シーンとセックスシーンをコマ割りで交互に組み、読み手の時間感覚をわざとズラす。ショートカットでギザギザに疲れたら、胸板の中心にぐっと潰れた長尺台詞ページで息継ぎを促す。まるで深夜バスの座席で前のめりになりながら、目的地不明でも居眠りできないようなリズム感。
気になる点
オリジナル色紙にボールペンのサインが乗る稀封入は嬉しいが、DSP版で既にダウンロード済みの人には思いきりかぶる。あと、BOXの厚さが5㎝を超えるため本棚に突っ込むと上下スペースをガツンと潰す残忍仕様。
こんな人におすすめ
「寝取られ」が大好きだけど一方的な苦痛描写はもう飽きてる人。逆に自分が「寝取り側」になる快感をシナリオで味わいたい、そんな欲張りな読者。さらに、章立てごとにヒロインが精神を取り戻し再度堕ちる「回復→転落」を追体験したい人にも刺さる。
詳細はこちら
「DOZAVillage全集」下記サイトにて配信中です。他の作品も多数公開されていますので、まずは下記サイトでチェックしてみてください。
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