総集編で「メンヘラ彼女にどう堕ちるの?」が気になる人向け。この記事ではシリーズのネタバレなし概要、絵柄と展開の毒快さ、気になる落とし穴がひと目でわかります。









作品概要
前シリーズ「彼氏持ちメンヘラ女子に恋をした僕の末路」四話を一本化した特大総集編。大学の飲み会で再会した幼馴染みの女子は、相変わらず自傷痕を隠しながら「ねぇ、また会いたかった」だなんて、校外のボーイフレンドがいるのに僕を求める。拒めば涙をためて首に縄をかけるし、受け入れれば「あなただけよ?」と執拗なスキンシップ。挙句の果てに二人の関係が歪みきった先で発覚する真実。あえて俯瞰で見ると、ただの「かわいい」では済まされない濃度の嫉妬劇が展開される。
作品の魅力
ご存知ない人のために断っておくと、これは甘々デレデレした純愛話ではない。「メンヘラ」というワードに侮るなかれ。思わせぶりな表情で語られる「また会えたね」は、背後にいる彼氏の存在を全然引け目に感じていない――むしろ存在を盾に絶対に離れないという強欲さがある。たとえば密室授業でのキスシーンでは、「こんなとこで…」と引く主人公のリップを噛んで離さない。唾液の糸を指で切りながら「怖がらないで」と囁く口調は、どこまでも愛情らしさを保ちながら「邪魔者は排除」まで視野に入っている。そういう二重構造が読んでいて背筋がわくわくする。
物語の醍醐味は、破綻のスピード感にある。序盤はまだ「幼馴染み」として距離感があり、相手も小さな嘘をつくだけだ。だが中盤にかけて、あられもない嘘が雪だるま式に膨れ、彼氏との電話越しでフェラごっこしていたり、SNSに二人の公開投稿をせがんだり――日常感と異常が交差していく様が凄まじい。ギャル friend A:“その子ヤバくない?” 主人公:“でも断れない”――こんな会話があるところが、単なる依存劇と違ってグルグルと面白い。観客も巻き込まれる形で、フェミニズム的には眉唾ものでも、日々の鬱憤をサディスティックに炙り出す構造として魅力的だ。
絵柄は簡素ながら芯が通っている。黒目がちな女子に合った睫毛の濃さ、ヤンキーじゃないくせに金髪に挑戦するあたりが彼女自身の「わたし特殊だよね」感を鏡写し。ページごとの目線の使い方が巧い。たとえば屋上で「あなただけ見てる」というカットでは、読者を真正面から見据える瞳。次ページには視点が斜めになり、もう主人公にしか見せない表情に変わる。そういう些細な演出差が、簡素な背景の中でも空気を変える。
総集編ゆえに、各エピソードが何話かに分かれて収録されているので一気読み効果が凄い。巻末には描き下ろし小エピソードがあり、こちらが逆転NTR感満載。「彼氏が帰ってきたらどうする?」を味わいたい人はぜひここまで足を運んでほしい。ホロ苦いけど、不思議と「僕もやられたい」衝動に駆られる。
気になる点
全体的なトーンは暗めなので、本編から一歩距離を置ききれない人には重いかも。コマ割りもけっこう密で読みにくい部分がチラホラ見受けられる。
こんな人におすすめ
恋に依存する相手に骨までしゃぶられたい夢を見たことがある人、あるいは幼馴染みの甘い天秤に乗る瞬間を疑似体験したい人へ。めちゃくちゃ尽くす相手にぎゅうぎゅうに締め上げられる願望があるなら必読。
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