変身ヒロイン×触手で敗北モノを探しているけど、いつも同じ流線図を追うだけで飽きてしまう……そんな人向け。Zenpixの新作を先行で味わったこの記事では、負ける描写が上昇開発型であること、セレナが意地っ張りなまま快感にガチ負けする瞬間の演出がどうなっているかがわかります。




作品概要
白銀のうさ耳付きスーツで身を包む月姫セレナは、吸血触手怪人ヴァーリスに翻弄され最終的に変身解除寸前まで追い詰まれる。ZIGZAGの「変身ヒロイン」第1弾だが、シチュエーションは完全なる敗北。手首を粘液で固定、背後から触手がスーツの継ぎ目を割り膜状の口で乳房を掴み粘液が内部経路を舐める。そのむせび泣きは徐々に喘ぎに変わり、ピンチで体をよじらせる動きせが尾のようにカメラに追われる。C18ページの1コマではセリフなしで表情だけで屈する瞬間を描き、H26ページでは全身に触手の痕を残したままピースサインを無意識に取る笑顔という小ネタを挟む。通常CG12枚に加え、敗北直後の表情差分10点も追加で収録。
作品の魅力
スクリーンの左上、ちょっとだけ入った水滴の反射にセレナのほうが写るクイックカットがあった瞬間、まず俄然乗り気になった。なんであんなとこ泥酔者みたいな汚れを入れてくるのか、と思った途端(笑)、そこに少女の瞳の下端が怯えを帯びて震えた。たとえば触手の先端が乳首の芯をこじ開ける場面ではそうした微小アングルが繰り返されるので、わざと見過ごしそうにしてる誘導が面白い。読者も「え、今の」みたいな感じでリプレイしたくなる。
変身ヒロイン物は敵のデカさがどうとか、スーツの破れ具合がどうとかで点数が決まりがちだけど、本作は「声が萎えていく」という軸で描いている。でもここ重要なのは、最初の「こんなんじゃ負けないわ!」と最後の「はぁ…はぁ…勝ったんだよね?」の間で声のトーンが三段落ちして、まるでコンプレッサーが効きすぎた歌の音質みたいにフラットになってしまう点。元気キャラと違って、セレナは弱冠17歳という設定なので変身前の女子高生ボイスがまだ残っており、その純度が無慈悲に汚される瞬間に鋭い鈍痛が走る。特にスーツの襟元に巻き付いた触手が首動脈の鼓動を読み取ろうとする際にしか出ない鼻声が効果的。
絵柄に関しては蛍光ペンみたいな薄いグリーンラインが全体に刷られ、実際に滲むわけでもないのに触手体液のベタつきを嗅覚ごと騙す。なので鼻をすすりながらページを捲り続ける癖がつく。シナリオ的にはホントに単線、戦闘開始五分で終点が見える構成なのだが、割とすぐに「じゃあここからは時間稼ぎ=イキ逃げの引き延ばし」に切り替わる。このギャップ戦略は病みつきだ。たとえば触手の根本がスーツ内を通過して背骨を這う描写では、視点は必ず側面からではなくちょっと斜め下からバシッと撮ってあるので、体幹が腰でプリンプリンと上下するさまを無遠慮に晒して、食欲が湧くような恋愛チックな揺れではなくもっと業務的に「運動している肉体」を見せる——そういう小細工が効いてる。
最後の最後、セレナがスーツ最終形態に戻れなくなる寸前で少しだけ見せた焦り顔。これが負ける瞬間の名残りで、でも信じられないくらい清楚。そのわりに左目の下に涙じゃなくて飛沫がついてるだけでもうえっち。ここでふっと画面が切り替わる手癖を入れるなんてサディスティックだなって思いつつ、同時に「あ、こいつら次回も戦うのか」と背筋がぞくりとした。もう敗北マニア的にはそれだけで満腹。容赦の無さを延々と食わせてくれる安心感がある。狼狽えながらも前を向こうとするヒロインの強がりと、それを容赦なく崩す執拗さ。このふたつの直交が新鮮だったというより、むしろ「やられた……」と唸るド直球の渦中に放り込まれた。最高。
気になる点
ちょっと触手の色味がCGの前半と後半で温度変わるからその違和感だけ。
こんな人におすすめ
敵が勝ち得るまでじゃなく、変身ヒロインが最後まで「私は負けない」と呪文を唱え続けるのが好きな人。
敗北描写はあるけど「破廉恥に決着」ではなく「精力根こそぎに決着」を求めている人。
スーツが粘液でドロドロになりながらも美少女の表情が曖昧に残ったまま屈服する瞬間に興奮する人。
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