TSして「女生徒のカラダ」は得たけど、期待したはずの快感がすっかりノッチュン……とろけるどころかモヤモヤが先に立つ。そのイタいズレが意外に面白いって気になる人向け。この記事では、DOLLHOUSEの新刊がどんな風に“予想ハズレ”を逆手に取ってエロを成立させているのか、そして逆NTR好きの僕にも刺さったワケがわかります。










作品概要
ある日主人公は試供品の「新薬A」を飲む。目覚めたら見慣れた自分の部屋なのに視界が低い。鏡を見れば美少女の顔。胸の丸みがちゃんと乗ってる。股間にあるはずのモノが消えて凹んでいる。触ってみると確かにヌルヌルした感じ。
ところがいざオナニーしてもスイッチが入らない。感度は高いはずなのに芯に届かない。自分の体の凹んだ部分を見ると「これじゃむしろガッカリだな」という印象にしかならない。
そこでカメラをセットして自分の表情を撮りながらイジリまくる。涙が出るほど焦る15分。普通は立ち止まる所こそ、作者は丁寧に“うまくイケない”瞬間を追う。
最終的に一発昇天したところで「……やっぱ思った感じじゃない」と呟く。そして画面は黒。短編40ページ、無料サンプル11枚で全体の雰囲気を味わえる。
作品の魅力
久しぶりに足を滑らせるような読後感だった。TSものといえば「なりきり快感全開」「女体に慣れたらラッキーハーレム」が標準ルートだけど、この作品は最初から期待値を割る。たとえば開幕4ページ目で「乳首こりゃ強烈に感じそうでしょ?」と主人公がぎゅっと摘んだ瞬間、実際にチリッと痛みが走って「あ、やっぱ違うんだ……」と呟く。そのタイミングでページをめくると、読者も「えっ、もう?」と肩すかしを食らう。筆舌で表現する快感のなんたるかを拒絶するような構図が、妙に新鮮に刺さった。
この“期待外れ”を徹底して面白がる方法が秀逸だ。自己愛モノとは違って、主観視点にカメラを置いて自分の顔を眺める構成になっている。たとえばページ16〜17の見開きでは、スマホ越しにビデオ映像が映っていて、主人公は「よし、こんな表情でイクんだ……」と場所を確かめる。けれど濡れた指を動かしても躍動は中途半端。画面越しに「こんなはずじゃ――」と歪む頬がズームされる。通常のTSモノでは「気持ちいい!」を連呼する台詞が脱力系ギャグに転換する瞬間で、その落差に笑えた。
画力の特筆ポイントは、表情の“連続性”にある。ずっと同じデフォルメにせず、眉や口元が30°刻みで変わっていく。たとえば文字通り「へたりかけた口唇」の色のグラデーションを4段階で見せながら「全然ダメ……」と小さく震える声を重ねる。絵柄上はギリギリ露出控えめなのに、この顔の動きに感情を寄せてしまう。ここで一転、実際に“イケた”ときの3連写がぺたっと並ぶ。だけど満足していない、という瞳を残したままエンディングへ――まさに終わり方がズレっているのが最高に面白い。
ボリュームは短いけれど速さがあるぶん“消化不良”を誘う設計に思える。たとえば私は逆NTRが好物で「寝取る側の女の子、勇往直前!」の勢いを好むけれど、この作品はまったく逆パターン。主人公自身が自分から自分を遠ざける。だからこそ“自分を取り戻したい”という感情がぼんやり湧いてきて、ページを閉じた後に「じゃあ次はちゃんと誰かとやってみたら感じるのか?」という妄想へスムーズに遷移する。想像力のアフターサービスとして手厚い仕事だと感じた。
気になる点
休日にコーヒーを飲みながらサッと読める分には十分だけど、1.5倍くらいのボリュームで「ズレ続行」パートが追えたらもっと煮えきらなさが堪能できたかも。
こんな人におすすめ
「自分の身体を取り換えた先でスイッチが入らない」みたいな信用不能な快感触を味わいたい人。あとは「普通は気持ちよくなる直前で焦る感覚」を他人事じゃなく味わえるシチュエーションを探している人。
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