逆寝取られものでヒロインがガンガン攻めてくる展開が気になる人向け。今回の最終話では「元カノ(?)が手を出してきた男子を押さえつけてしまう」瞬間の後先加減や、やわらかに絡み合う女性陣の心理が隅々までわかる。







作品概要
シェアハウスを舞台に、ちょいハード目な逆寝取られが展開するエロラブコメがいよいよ完結。元々は別れた彼氏=管理人を追って乗り込んできた乃莉。ところが新住人の真央に急接近され、彼の器が“へそまがり”した瞬間に逆襲に転じてしまう。最終話では、ここぞとばかりに、好きな人を取り合うふたりの女が、フルマラソン寸前だった男子を真正面から前髪を掴んで引き戻すシーンが炸裂。彼女たちの独占欲が溶けた体液で真っ赤に染まるまで見届けてしまう、というベタながら容赦ない立ち回りが売り。
作品の魅力
終話の扉を開けると同時に、ぎゅっと絞ったタオルがボトルにねじ込まれたような音が耳をつく。乃莉の胸元で汗が小さな滝をつくる瞬間、私は「……あ、こいつ完全に本気だな」と息を呑んだ。読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらい、恥じらいを捨てて、好きな人を「アタシのモン!」と宣言する女の強すぎる顔。たとえば洋服を全脱ぎにする直前、たった一枚残したブラウスの裾を歯で咥えて引き千切るシーンでは、同時代の寝取られ作品とは対極にある「私が奪うわ」みたいな意志が、線の一本まで熱を帯びている。それが刺さる。
逆NTRってのは、舞台袖で相手を睨みながら演者交代寸前な緊張感がたまらなく好きなんだ。今作では、新住人真央が顎を撫でて「寝る?」と軽口を叩いた途端、乃莉が床に膝を落として「違うでしょ、私が長いし」と返した演出、見事だった。別れたはずのフリを終えたふたりの女が、瞬間的に書き換える感情の地図に、私は粘着質な興奮をからめてしまった。だってこういうふうにガチャガチャとイチャモンをつけながら押し合うのって、告白シーンとは違って「別に離れたくないんだし」という愛情が煮詰まってるんだよね。
五味滓せんせの絵は、筋張った怒張をあえて見せない繊細なタッチで、湯気が立ち昇るときの体温や、唾液が糸を引く瞬間を、あり得ないくらい痒い気持ちにする。その肌の質感は決して剥き出しじゃないのに、「触れると溶けちゃいそうなほど熱い」って感じを見えない筒に閉じ込めていた。たとえば乃莉が背中を丸めて拒絶のポーズを取っていたのに指先だけをくっつけて抗弁するシーンでは、恐縮している振りの裏にある「ふざけんな、そのペースで采配してんじゃないよ!」という本心が、読者の側にシューッと音を立てて液状化する。惚れた相手が乳首に触れるたび、ふっと笑顔で「最初から手加減してくれてたんだよね?」って裏切りを見透かす瞬間、わたしの体は勝手にうめ声を空回りした。それこそが喰らいつく逆襲の歓喜だった。
物量でも盛ったけど、実はこのシリーズは「台詞だけでどれだけ興奮に届くか」を徹底的にやっている。最後はもうセリフ一発で「しめ飾り完了」という演出。画面上ではシンプルなフラットベッドに腰掛ける三つどもえの構図だけど、「……さて、どっちに寝る?」という管理人の台詞に対して乃莉と真央が視線を交差させるだけで、じりじりと火が灯る。ここでの感覚は、ボリュームや演出を重ねるのとは違う種類の「積み上げ」で、逆に声の立ち方で肉厚にする手法だ。
気になる点
最後のカットインで乃莉の表情が一瞬だけ悲しげに歪んで見えたのだけど、あれは演技?まさか後悔していた?ほのめかしすぎで消化不良を残した。
こんな人におすすめ
「女友達がやたら距離を縮めてくるのに戸惑ってる男子」が好きな人。あるいは、「元カノに未練を見透かされて執拗に責め立てられたい」という願望を抱えている人。あと、シェアハウス内で誰かが鍵を閉め忘れた隙に押し込まれる、そんなふとした「ドアが開いていた」瞬間に胸が高鳴る人にぴったり。
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