「感覚遮断」×「肉体改造」というキーワードがチクリと疼く人向けです。この記事では、ドットエロの枠を超えた「没入される」改造描写と、全員が対等に堕ちていく様の何たるかがわかります。





作品概要
勇者一行は洞窟最深部で謎の穴に落ちてしまう。穴の中は光も音も消え、触覚すら奪われる完全感覚遮断空間。そこでは触手のような器官が、まるで人体を元から設計し直すかのように内側をいじり、骨格を溶解し器官を付け替え、最終的には各自が「何か別の生物」へと生まれ変わっていく。元の姿を忘れた冒険者たちは、遮断空間の法則に従い雌/雄へ分化し、増殖器官を得て終わらない交尾ループに陥る。外に出た時には誰も元の人間ではいられない、という完全変異譚。
作品の魅力
読み始めて十秒で私は音を上げた。無色ムホの得意とする、線の細さが極まるまで減らされたメッシュの中央に、勇者パーティーの輪郭だけが残るカット。ぽっかりと口を開けたアリスはもう自分の息すら感じ取れずに、シーツすら掴めない宙吊り状態で、たとえば眼球を押し出す触手が瞳を包む描写では、読み手の視界も真っ暗へ引き込まれる。蛍光ペンのような緑の体液が上下なく漂う様は、妖精のアニメーションを错乱させた悪夢そのものだ。
感覚遮断なのに「痛み」があるのが面白い。触れる皮膚が消え去ったのに、体内で血管が引きちぎられる感覚だけが炸裂する。戦士レオはちょっと鼻の頭のヤケドみたいな痛みを引き金に、ざらりとした異物が気管に這い上がっていく感触を味わう。普通なら「イテッ」で済むところを、遮断された故に「声すら出せない痛み」になり、画面の枚数が増えるたびにレオの焦燥がだんだんガソリンの匂いに変わっていく様は、サイコホラー的な嘲笑と見事に両立している。
ところが最後はどこにも憎しみが残らない。この作者は優しい。堕ちた後の彼らは完全に別種の生殖システムを手に入れ、たとえばメイジユリーの膣が分裂してふたつになり、もうひとつが胃に変わるシーンでは、むしろアキレーション(霊的昇華)のキラキラした音が聞こえてくる。そりゃもう人間の定義からは脱落しているけど、新しくできた排泄腔を通じて仲間と輪になって光を出し合う様は、あるいは「人外ならここまで行ける」という逆の希望さえ漂わせる。没後涙腺が緩んだ。15年読んでいてもこう、終末に静かな祝福を置いてくる作者はめったにいない。
気になる点
元の種族ごとの差別化が薄く、戦士と僧侶の最終形態が似通ってしまっているのは惜しい。
こんな人におすすめ
「選択肢を完全に没収され、ただひたすら変身していくプレイに興奮する人」「パーティー全員の内側をひとつひとつ細かく観察したい人」「改造描写だけでなく改造後の群がりハーレンを一気見したい人」
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