「ゴブリン×淫紋」だけでむず痒くなってしまう人向け。淫紋の設定をどこまで掘り下げるのか、果たしてヒロインは自分から押しかけてくるのか、そんなツボの深さが気になる人も読む価値アリ。この記事では物語の骨格から絵的ディテールまで、15年で2000冊越えのやまだが本音でレビューします。









作品概要
冒険者ルシュとパーティーの才女ミーリアのふたりは財宝目当てで古代遺跡へ潜る。しかし罠を踏んでしまい、ミーリアの胸に〈淫紋〉が浮かび上がる。文字通り体が疼く症状が出てしまった彼女は、ルシュに打ち明ける──「この症状を抑えるには余裕で三十人分の精力がいると文献にあった」。ふたりの前に現れたゴブリンを見てミーリアの目がギラつく。ルシュは困惑するけど、彼女はもう我慢の限界。こうして「ゴブリンを味方につけてヤリまくる」という無茶な作戦がスタートする。
作品の魅力
俺は長年、逆NTRで女が率先して男を手篭にする構図が好物だが、この作中のミーリアはそんな枠を真っ向からぶっ壊してきた。淫紋が疼き始めた瞬間「三十人分なら一人でこなす」みたいな開き直り方で、まずロールプレイ味の濃いヘルメットをかぶったルシュに襲いかかる。そのままなだれ込む勢いで小部屋の壁際に押し倒され、しかも彼女の方から「もっと奥で暴れて」と積極的な台詞を連呼する場面では、もう読者側もドキドキで肩が跳ねた。
たとえばゴブリンたちを呼び寄せたあとの流れも実に巧妙で、普通なら「キャラが壊される恐怖」みたいな構図に終わるところを、ミーリアは逆に「臨時パーティー結成!」と銘打ってゴブリンを編成し、指揮官面してエロを進行させる。その様子をスキップせずに丁寧に描ききった挿絵では、汗と体液が混じって床がピチャピチャするまで描かれており、ピカピカの肌に照り返す火の光質感など、汚れ具合にまで愛情が籠ってるのが伝わる。
挿絵の緻密さと並走するシナリオも忘れちゃいけない。こういう題材だと「ただ犯される」のが定石だが、ミーリアは常に主導権をもぎ取る。ゴブリンの群れに囲まれても「间隔とタイミング計算して!」と指差し、挿入方向を変えるなど戦術的思考で場を取り仕切る。それが淫紋を「強制的に暴走させる装置」という消極的アイテムに見えた設定を、実は「欲望を適正管理できるインターフェース」へと豹変させる逆転劇を生む。そこでルシュは「俺が本当に求めたのはこういう強引な距離かも」と気づき、ラストの「パーティー解散後も淫紋は残ってるけど、もう怖くない」というセリフが一際効いて、読後にスカッと晴れる文化祭の夜のような爽快感が残る。
ボリュームとしては単行本30~40ページ程度のボリボリ詰め込み方で、シチュエーションが六つにサブ分かれしている。冒頭のルシュと二人きり→ゴブリン編隊入り→野外夜営→遺跡最深部祭壇→エピローグちょっぴりという流れを、各所で視点をミーリア/ルシュ/ゴブリンチーフの三者交代させ、飽きさせない。ページをめくるたびに「次はどう調理される?」的なワクワクが外れない作りだ。「淫紋エロ」のインパクトに押されがちなジャンルだけに、これだけの手数は本当に稀有。
気になる点
ゴブリンの個体差がアートワーク上はジャケ写サイズまで揃えてるので、ちょっと区別しづらい。もっと麻袋みたいなデカいのとミニサイズを入れ替えたら「ワケありチーム」感が増したと思う。
こんな人におすすめ
「リードしてくれる強めヒロイン」と「予約語(淫紋)を上手に捻じ曲げる創意」が好きな人は必読。あとボス戦のように段階を踏みながらエスカレートする漫画的構成を求めている人も満足すると思う。ヒロインが「さあ行くわよ!」と握りしめてくる手を離さない関係性がたまらなく刺さる人におすすめ。
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