「JK家政婦が優しくも積極的に口説いてくる逆NTR」に食指が動いた人向け。この記事では、おつきみ工房の2本のショートをまとめた本作がどんな画を魅せ、どんなせりふで心を鷲掴みにするのか、その仕掛けと余韻がわかります。










作品概要
JK家事代行シリーズの人気キャラ、家が大好きな真優ちゃんと少し無口なつぐみちゃん。そんな二人の日常を、ファンサイトで連載されたショートストーリーを2本まとめた作品集。もちろん年上の依頼主をねっとり誘う展開が中心。無料サンプル画像11枚付き、レビュー7件で平均4.86点という高評価も納得の1冊。
作品の魅力
出勤前のリビングで携帯のメールを見るだけで尻尾が振りそうになる。真優ちゃんが「今日は特別メニューですよ」とスカートのポケットからちらつかせたのはチケットじゃなくて部屋の合鍵。いきなりそれを握らされる瞬間の背徳感といったら、朝のコーヒーが苦く感じるほどだ。
たとえば最初の夜、まだ夕飯の支度を後回しにして「先にデザートどうですか?」と言われた時は、背後から抱きつかれて耳たぶを甘噛みされながらスプーンを運ばれるコンビニプリンの甘さが溶け合う。歯が触れるたび、どれだけ長く俺のことを企んでいたのかが匂いと温度で伝わってくる。学生服ではなくエプロン姿の主にされる違和感が気持ちいい。
2作目に回ってきたつぐみちゃんは、真優ちゃんのノリと違って「…お掃除、確認させて」と低い声でドアの陰から顔を出すだけ。でも掃除機の音を借りて畳みかけるように「奥まで、入れてもいい?」と小声で囁く。そりゃあもう、こっちは椅子に座ったままだし白いワンピに包まれた膝が震えるのも仕方ない。何故なら彼女は絶対音の遮蔽を計算して、モータの振動を快感に転化させるタイミングを逃さないからだ。
両編ともオチは簡素、だけどそのあっさりさがある意味新鮮。じわじわ甘く煮詰める代わりに、バターの焦がす香りのように「好きなだけ吸ってください」と残して去って行く。だから読後に残るのはスエード調のソファに残った体温より、「次はいつ呼んでくれるの?」という子猫の上目遣い。これを1冊にまとめることで、来訪の間隔感まで演出しているような狡猾さがある。
バックグラウンドの省き具合も心地よい。主人公の名前も肩書も放置。ワンルームの壁一枚隔てた向こうで制服のまま帰ってくる息子とすれ違うようなスリルも、彼女がふっと「お兄さん、疲れてますよね」と囁くことで完全にインナー側に引き込まれて終わる。同期の同僚が書いた家計簿のような文体はない。ただ小指に巻かれたミニタオルで音を立てないように鍵を回す音がありありと耳の奥に残る。それを踏まえた挿絵はわざと逆光に人物を沈めて、表情の半分は想像で埋める。その裾のほころばせが実は扉の向こうで待っているのではないかと、読後30分は自宅に誰かがいる気がしてドキドキが止まらなくなる。
気になる点
短い故に背景が溶けすぎていて「このふたり、どうやって俺を知ったの?」という伏線が見当たらない。欲を言えばもうちょっと気持ち悪いほど執着されたかった。
こんな人におすすめ
「他人の部屋にしのびこんで勝手に愛を捧げるJK」がたまらなく好きな人。朝のルーティンをキメ細かく奪われて、それでも出勤しなくちゃいけない日常への抗いを味わいたい人。短くても「この後どうなる?」という空白を自分で塗りたくるのが楽しい人。
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