電子署名書庫で“さっさっと読み進めたいのに胸キュンが止まらない恋愛系同人”を探している人向け。本記事では「すんどめ!!ミルキーウェイ」の同人版総まとめがどれだけ甘くてちょっぴりサンドされていたか、そして逆NTR/積極ヒロイン好きの筆者がどこに“刺さった”かがわかります。









作品概要
「土下座屋さん」の描く『すんどめ!!ミルキーウェイ』同人版は、とにかく“甘い空気に包まれる欲望”を描き切った作品集でありながら、どこか躊躇いと焦燥が息づいている。表題作では主人公・恭平に寄り添う銀河ちゃんが「今日は絶対に最後までする」と誓って、プールバイトの更衣室で押し倒し寸前。その後、夏祭りで頬を染めながら浴衣の中で手を絡めたり、文化祭の夜に体育倉庫で焚き火の明かりに照らされた顔を見せながら接吻を奪い返しにかかったりと、挿絵95ページにおよぶ密度で“ほど好い皮肉”を挟みつつも純度の高い甘さを保っている。ボリュームも丸ごと蓄積して電子書籍1冊で一気に味わえるため、初めて手にする人でも物語の流れが読みやすい仕組みだ。
作品の魅力
実家に押し入った銀河と朝の布団の中で目を合わせた瞬間、ちょっと涙ぐんでいるシーンがある。目線が真正面すぎて、読者側まで盗み見をしているような罪悪感——それとも嫉妬心——に襲われる。けれど言葉を交わさず互いの体温を確かめるその3コマだけで、物語の源泉は欲望ではなく“奪われたくない”という独占欲であることを見抜いてしまう。
絵柄はややくすんだ色味を使っているのに光だけが尖っている。たとえば高校の屋上に上るシーンでは、彼女の髪の毛に反射する夕陽が金箔のように細く線を描いていて、ほんのわずかの不自然さが読む側の首筋に震えを運んでくる。表情は可愛らしいままなのに輪郭線が震えているような筆使いが、積極的に迫る女の子の内面を可視化してくれており、単なる“肉食”ではなくほんのり脆い寂しさを挟み込んでいる。
シナリオの構造は「日替わり甘さ」みたいな趣向。メインヒロイン1人で5シチュエーションを転がして“いろんな景色で彼女が取り憑く”という演出だが、それが逆NTR的な追体験を巧く逃れている。なぜなら「取られるかも」という視点がなく、最初から「俺の彼女」として認知されているから不安が先立たない。代わりに、確実に自分から距離を縮める銀河ちゃんの大人びた仕草に目が離せなくなる。文化祭の夜、屋台から受け取ったリンゴ飴の端を噛ませてくれながら「ライオンもシマウマも全部私に乗っ取っちゃおうか」と囁く台詞は、冗談のように透き通っているのに胸の奥がビリビリ震える。
ボリュームとしては百ページ近くあるくせに、ページの余白にまで「甘さのアフターテイスト」を潜めてくる遊び心があって離れられない。付録として収録された短編で“朝の挨拶を奪い合うだけ”の4P漫画など、些細なテーマから“独占した瞬間”の輝きをすくい上げている。視線労働で疲れた夜にこれを読むと、寝る前のワンクッションになるのではなく、思わず布団で「もう一ページだけ」と裏返してしまう。
気になる点
ミルキーウェイというタイトルが宇宙を思わせるだけに、天井一面に星空を映した“SF調演出”も交えてくれるとより忘れられなくなったかも。ただ実際は完全に教室‐プール‐祭りという日常軸なので宇宙好きにはちょっぴり残念。
こんな人におすすめ
年下ヒロインが「邪魔な距離」を詰める瞬間の火照りが好きな人。暑い夏のプールで水の音に紛れて低く囁かれる「今日こそは」という約束、あるいは冬の体育倉庫で常夜灯の下だけ赤く照らされた唇が近づいてくる広がりを、スマートフォン片手に味わいたい人におすすめだ。
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