天才魔法少女が絶対にバッドエンド以外引けない呪いに挑む話にハマりそうな人向け。この記事では、エレノワちゃんが「素行最悪なのに純粋」というギャップと、読むたびに胸を締めつける終末展開のポイントがわかります。










作品概要
天才ゆえに反抗的な魔法少女エレノワが、世界線に刻まれた「必ずポンコツ主人公に振られた上で悪堕ち」という運命と戦い続ける物語。プライド高めの彼女が歴代主人公を「こんなズレたコミュ症じゃダメでしょ」と率直に酷評しながらも、どうしても助けたい衝動に駆られる。歴史改変を試みるたびに記憶が薄れ、周囲の居場所を失っていく絶望。最終的に「誰かの幸せが自分の地獄」と受け入れた時、最凶の敵として覚醒する。その選択は報われるのか、それとも――。
作品の魅力
開幕からずかずかと足を踏み入れてくるエレノワの毒舌に、なんだか懐かしい熱が込み上げる。「前世での記憶を手繰り寄せる魔法なんて鑑賞用スイッチだからトンキン切れよ」とかぬかしながら、それでも過去改変に必要だからと使うその矛盾。たとえば第三ループで彼女の盾になって貫かれた先輩、《普通の》エンドに持ち込んだ瞬間に消え去る姿にカッと泣けてきた。俺はこの泣き方がたまらなく好きだ。もう駄目だと認識しているのに爪で掻きむしってでも答えを探す、その強情さに胸が締めつけられる。
巣立ちの四話目、彼女が自分の師匠だった魔女を殺すシーンでは、今までの屈辱を蒸し返して「私にプライドを捨てろって?」と笑って見せる。よくある英雄譚だと命のやり取りは音痴に埋葬されるけれど、ここではあえて師匠の「私はお前のことが怖い」と言った一言を抉り出す。魔導書の奥に残された手記がちゃんと回収されるので、ただの敵対感情史ではなく「私を怖がるのに優しくしてくれた師匠は、結局私を理解してなかった」という落胆が残る。成れの果てに殉じる覚悟と裏腹の寂しさ――そこに男臭くなく、女の子らしい細かい心情が乗っている。
総ページは128Pというけど、ほぼエレノワの独白と悪堕ち後の王様ゲームみたいな即堕ちイベントで埋まってる。暴走馬車のようなテンポで「私を選べなかったあなたたちを絶対後悔させてやる」ってフォロワーを蹂躙する場面など、逆NTRっぽい美味しさが詰まっている。「好きだった人を焼き払う魔法使い」になってしまった彼女が、あてもなく「次こそ…」と呟く最後の一枚。バッドエンドじゃなく「終焉」―その言葉がしっくりくる。
気になる点
最新ループでの主人公変化がほぼ描写されず、エレノワが何を違えたのかのパラメータが少し見えづらいままなのが惜しい。
こんな人におすすめ
天才だけど素直じゃないヒロインに萌えてしまう人。運命に抗う挙句に絶望する、でもそれでも戦い続ける熱さを求めている人。逆NTRっぽく「拒んだ相手を見返して堕とす」展開が気持ちいいと思う人。
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