「オナホになりたい」っていう正直すぎる欲望を、お嬢様が口にするところからすべてが始まる本作に首を突っ込みたい人向け。15年2000冊以上の同人を読んできた“やまだ”が、なぜこの逆NTR系FANZA総集編に心を奪われたのか、ページをめくる指が震えるほどの興奮ポイントから伏線の回収具合まで首までお見せします。










作品概要
FANZAで星5平均評価を叩き出した「オナホになりたいお嬢様 -SEX Saves the World-」の全話セット総集編。令和の上流階級パーティーで主人公は誰もが振り向く伯爵令嬢と出会い、彼女から突然「私の慰みものになって」と懇願される。拒否権はないのか?あるのだが、彼女に“種の保存”という壮大な理由が提示されるや否や、紳士の仮面がむしろ溶かされていく。腕に鳥肌を立てながらも、見知らぬ部屋へ連れ込まれる主人公。そこで待っていたのは映画館並みの巨大スクリーンに映る“世界終末カウントダウン”だった。セックスしないと人類滅亡?さらけ出された肉体を玩具扱いしても、お嬢様の瞳は涙で潤む一方。最後に残る選択は“射精”か“滅亡”か――いつまで経っても状況がぶれないまま、スクープ写真の様に花びらが広がっていく。
作品の魅力
貴族令嬢といえば「私の騎士になって」なのが常識だけど、そんな常識がペラッと剥がれ落ちる瞬間から息が詰まる。なぜなら彼女が望むのは「あなたに私を慰めさせて」という、主語と目的語が入れ替わった懇願。まだ名前も聞いていない相手に「貴方の精液を私の中に」と小声でささやく様は、夕暮れのオペラ座でヴァイオリン弦が切れた音みたいに暴力的で色っぽい。
たとえば腕時計を外してもらった途端、スーツから腕を滑り出させながら「時計も嘘をつくわ」と甘噛みするシーンでは、甘さと痛みが同時にぶつかって頭の芯がショート寸前。Diary風の回想で示される少女時代――磷光で透き通るような白いレースを身に纏ったまま、離宮の温室で初めて自我を感じた記憶――とアバンギャルドな近未来的火星拠点が重なる達成感がたまらない。こんな混じりっ気なしの逆NTRを見るのは2000冊の中でも初めて。
「世界を救うために子種をください」とループする中で、それでも2人が交わす台詞はまるで染み付いた絵皿みたいに所々で色が剥げて浮く。たとえば「欲しいのは、あなたの‘責任’じゃない、私の“快楽”」と身悶えする場面では、背後のホログラムが赤色警報を点滅させながら彼女の腰を追う。愛か快楽かがごっちゃになる瞬間に、音は文字盤を外して錆び付いた針が逆回転する音を立てる。
ページ数の最後尾で明かされる「種の保存の本当の意味」を読んだ時の達成感は、氷点下の部屋で温めたグラスに注がれたラム酒みたいな深い酔い心地で埋め尽くされる。ああ――ここまで一冊で殴りに来る漫画なんてもう無いだろうと膝が笑う。絵柄は無骨なマッチョ描写もないけど、そっちがあったらこそもう廃盤になってたはず。洗練されたフードコートみたいにスカートがたゆたう歩みは、あの世でしか味わえない距離感を指南してくれる最後まで全編が。
気になる点
最初の10ページで「君の場合は裏表紙の予約シートが塗りつぶされてる」感が強すぎて、半裸スナイパー状態で読むと首肩凝る。それだけ。
こんな人におすすめ
「女の子が先に襲い掛かってくれる展開」に喉まで手が出る人。ただ受身じゃ終わらない、むしろ「私のオナホになって」提案してくる相手にとことん巻き込まれる瞬間を知りたい人に。もしくは世界平和と射精がイコールになるまで論理的に組み立てられるエロ漫画を探している人。また、ピアノ線みたいなシルエットで描かれる白人貴族令嬢の蕾を見て、なおアップルパイより熱い欲望が湧く人もおすすめ。
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