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逆NTRで彼氏が横取りされるドキドキ展開が気になる人向け。夏生陽の選択フルボタで何が描かれているか、やまだ15年の読破眼が暴きます。








作品概要
| タイトル | 夏生陽の選択 |
|---|---|
| 作者 | なななな |
夏生陽は幼なじみの涼太とずっと同じ学校に行きたい。けれど内申の点が課題。毎日真剣な顔で勉強しようとする陽の隣で、涼太は鉛筆をくわえたままぼんやり窓の外を眺める。ある日クラスメイトの凛太郎が「俺にも教えてくれ」と割り込んできた瞬間、陽の視線がふっと揺れた。試験勉強は順調に進むはずだったのに、涼太は陽のノートに「補習だから」という理由書き添えて帰宅してしまう。翌朝、校舎裏で陽と凛太郎が並んで座っているのを見かけたとき、その微笑みを初めて他人に向けられているのを知った。
作品の魅力
開口一番、教室の窓際で陽が小指を軽く噛みながら涼太を見据える場面が胸に刺さる。あれは「一緒に勉強しようね」と告げる直前。読者はまだ薄ッペラな三角関係だと思っている。そのとき陽の瞳に宿る微かな翳りが、読み手だけに吐息で囁いてくる。「私は涼太と違う選択をするかもしれない」って。
陽が凛太郎の自宅に個別指導を受けに行く日。真新しい参考書を小脇に抱えて小走りになる靴音。朝の光を浴びた制服の裾が揺れるたびに、犬小屋の手前で振り返る癖を忘れない。「たとえばバス停で知らずに別れ際にもう一度振り返った瞬間、凛太郎が腕を引いて唇を奪う」シーンでは、読者ははっきりと「ああ、今日から幼なじみモードは卒業か」と覚悟を決めさせられる。
一方通行の恋と違って、この作品は「取られた側の涼太にも視点」って贅沢な演出を施している。陽が凛太郎と勉強している夜、涼太は屋上から夜空を見上げてスマホを握りしめる。着信拒否したかと思ったら「明日も一緒に帰ろうね」のメッセージが届く、そのギャップに小躍りしてしまう。しかし翌朝廊下で見た陽の首筋には小さなキスマークがいつの間にか消えていない。この歯車が二重に噛み合わせる強度が、読んでいるこっちまで熱くなる。
最終局面、文化祭の準備でぶっ壊れた保健室。窓を開け放したまま夕焼け色に染まるベッドの上で、陽が涼太の手を取りながら凛太郎に「もう無理」と呟く。たった5秒のセリフで涼太の目に涙が浮かぶ。このとき画面に映る陽の表情は悟ったように微笑むものの、揺れる瞳は素直に拒絶できなかった自分を責めている。そんな複味を帯びた解放で最後は締めくくられるから、読者はページを閉じても暫く温かいまま。
気になる点
凛太郎の過去が簡略に描かれ過ぎで、もうひと押し背景深掘りが欲しかった。
こんな人におすすめ
幼なじみが他の男に取られる瞬間の切なさを堪能したい人、三角関係の水面下で揺れる感情の流儀を見極めたい人。
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