田舎の夏を舞台にした逆NTR同人誌に興味がある人向け。この記事では、実際に読んでわかった「姉妹ごっこ」の魅力と、積極的な姉妹キャラがどこまで「ごっこ」で通用するのかがわかります。










作品概要
長閑な田舎の夏。祖父母の家を訪れる弟を待っていたのは、従姉妹の杏子姉妹だった。姉の杏子も妹の琴葉も、幼い頃は男装して「兄貴」を気取っていた。「また姉妹ごっこする?」と笑いかける二人。最初は懐かしい遊びのつもりだった。ところが隣家で仕事を手伝ううち、弟は杏子の汗の匂いに戸惑い、琴葉の無邪気な肢体に視線を奪われる。夏の終わりに、三人は「遊び」から脱皮する決意を固める。
作品の魅力
(C82)ウェットスーツの筋線を描いた表紙で一発で毒される。「男の子のTシャツ着てる」杏子のお椀サイズ胸があからさまに出てる時点で、もうごっこは成立してない。そして「姉妹ごっこ」という響きのエロス。その響きさえ愛しい。俺はたぶん変態だ。
たとえば清掃活動のシーンでは、二人の妹が雑巾がけで四つん這いになる。汗をぬぐうはずのタオルが股間を押さえてるから逃げられない。杏子が「あれ?何か硬い」と気づいても琴葉は「お兄ちゃんのナカタが暑い?」と無邪気な理由を付ける。シナリオの回転が早くて痛い。あっという間に突入する3Pも「姉妹交代」という名目つけてて、抵抗感は少ない。普通の逆NTRが「エッチな優越感」をテーマに据えるのとは違って、ここは「体格差」×「成長差」×「幼なじみ」だから、薔薇色の獲物自慢感ではなく、居場所すら溶けてしまう感覚がある。感情的主語が抜け落ちる快感、それが田舎の匂いだ。
シナリオの皮は薄い。というか、短い。16Pという短小ボリューム。ただし絵柄は実によく焼けてる。田舎特有の褥色のベッド。柱時計。戸外のワイルドピンク。扇風機は廻らず、埃が光る。温度で絵が動く。日焼け跡の境界線、汗のしない額、無垢な汗の腋窩。夏休みの小さな村を丸ごと食べ込んだような密度。女の子のネックレスが歯ブラシっぽいのも、田舎独特の生活感、そこに逆NTR的好奇心が絡まるから刺さる。構図も凝ってなくて、ただ二人の女の子と誰か邪魔者がいるでしょって感じ。その不本意感が新鮮で気持ちいい。言葉は少ない。琴葉はあどけない。「お兄ちゃんのとこも絶対汗が一杯」。ユーザーを子供扱いしてくれて、逆に安心する。
18Pの最後は、三人で夏祭りに出かける。浴衣のまま歩く姉妹と、敗北点隠さないで歩く主人公。「明日も姉妹ごっこ?」との杏子の問いかけに、琴葉は「もうごっこは卒業」と呟く。成長の後味の悪さ。割と大人びた着地で夏が終わるから、否応なしに脱げない子供時代の匂いと、いまさら逃げ出したい衝動が同居する。短い一文にすべてが込められてる。妄想の外へ出ようとしない脚本尤もらしさ。そのためか逆説的に、大人へのパスポートを持ちつつ、いまだに「妹のよろこび」を曖昧なまま維持する鮮やかさ。だからこの作品は読者も覚悟を迫る。「歓び」を終わらせるか、遊び続けるか。
気になる点
総ページも少ない上、Hシーンが跳躍するのでplottageが荒い。テンポを速く取るのは結構だけど「ごっこが実際どこから消えたのか」が曖昧で語りに戸惑う。
こんな人におすすめ
クールな帰省先で、やんちゃな妹系姉妹に翻弄される妄想をしたい人。汗と田舎の匂いが睾丸に突き刺さる重さを味わいたい人。夏休みの終わりに悲しみを座布団代わりにしたいご存知夏の亡霊です。
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