異世界転移×逆NTRオムライスの具材が気になる人向け。この記事では「大和なでしこ騎士様に首ったけ」確定の莉緒ちゃんが、どうやって万里の長城を乗り越えて主人公に飛び込むのかがざっくりわかります。










作品概要
どこにでもいる新卒OL・佐々木莉緒は、深夜コンビニでツナマヨおむすびを買おうとしただけで、視界いっぱいに草原と剣戟の音が広がる異世界へ瞬時に転落。そこで出会ったのは遠征中の騎士団長エルドレア――イケメンではあるが、値踏みするような冷たい瞳孔をした男だった。言葉も通じないまま、彼女はただの迷い人ではなく王の預言に該当する「メシア」と烙印を押される。ところが噂されるべきサブヒロインの騎士団員たちが、誰より先に莉緒の虜になり、酒宴の最中に「騎士の忠義よりも貴方の声が欲しい」と甘く嗫く。守る側から奪う側へ。騎士たる誇りと恋の劣等感が猛烈な火花を散らす、転スラ仕立ての逆イチャラブ。
作品の魅力
草原を渡る風が服の裾をめくる音と、甲冑がぶつかる乾いた金属音。その静と動のコントラストが最高に刺さる。この作品で最初に泣きそうになったのは、莉緒が初めて騎士団の野営地で暖かいスープをすすった瞬間だ。たとえば火の周りに輪になって座る騎士たちが、彼女のために近くの村から買ってきたらしい新鮮なバターを厚く塗ったパンを押し付け合って、随分他人に甘えていたなと照れ笑いするシーンでは、転移モノにありがちな「孤独な異邦人」の塩梅をはじめから跳ね除ける親密度に拍車がかかる。もう「敵に身を守る騎士」という枠を超えて、観客席の私は「どの子も全部寵愛したい症候群」に猛烈に冒されてしまった。
莉緒が「プレゼント」と称して渡した自分の会社の手帳をめくる副団長レオネ。文字が読めないと思っていたのに、彼は顔を赤くしながら「足りないパーツのリストかと思った」と低く笑う。そう、助詞ひとつ変えれば愛の告白になる駆け引きの連続なのだ。読者は「次はどの騎士が食いつく?」を読みながら、胸を高鳴らせる自分を抑えきれない。ただのスキンシップではなく、視線と視線がじゃれ合う戦慄が実に心地いい。同じ異世界転移にしてもギルド受付嬢とチート英雄が安全圏でまったりする展開と違って、「こっちの世界なら敵襲が来るから手を繋いで歩いてね」という甘くせつない嘘に付き合う展開は中毒性大。
R18の入り口は早く、でも焦らずに焦らす。クライマックスは隊列を組んで王国に帰還する道中の野営地で、莉緒が真夜中に剛剣の掃除を手伝おうと小屋を訪ねる。そのとたん副団長と団長がバッティングして、奥の図書室で3P――見た目より育ちの良さそうな莉緒を中心にした尻尾ふりふりの争奪戦だ。絵柄は柔らかさと体温が伝わる線で描かれ、騎士の甲冑はもちろん、ささやかな布一枚の隙間から漏れる息遣いまで見えてしまいそう。描かれているのは乱交でも嫉妬でもなく、「どうせ誰かのモノになるなら全員で守りたい」という、少女漫画にしか出てこなさそうな暴走愛。ページをめくる度に「お前、こんな顔してたっけ?」と、莉緒の新表情を目撃できる贅沢さも高ポイント。最後はもちろん、ささやかな名残り花火のような気持ちで幕を下ろし、私は布団に潜り込みながら「明日の朝になったらポータル戻してよ?」と呟いた。
気になる点
語尾にウィとかヴィとか多用されすぎて、強すぎる異世界感に若干疲れる。でも感情的なセリフにはなるほど効果抜群だから二律背反で悩む。
こんな人におすすめ
「正義感を自称するヒロインをねっとり奪いたい」衝動を抑えきれない人。味方に囲まれている安心感のすぐ隣に甘い陷阱がある、そんな浮遊感を求めている人。
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