「逆NTRで絶倫元カレが再登場」みたいな展開が気になる人向け。過去のカレを夫のビジネス相手にしてしまった新婚妻の秘密とその心理がどう描かれているか、そしてどのように疼くかがわかる記事です。





作品概要
憧れの新婚ライフが幕を開けた矢先、夫の仕事相手はなんと昔のボーイフレンド――しかも“絶倫”の二文字がつく。過去を知られたら関係が壊れると分かっているからこそ、奥さんは絶対に夫に謝罪できない秘密を抱えてしまう。新たな環境のなかで、かつては恋人同士だった男女が再会することで、尾を引く欲望がにじみ出て。ふたつの関係性がすれ違う瞬間こそが、ストーリーの神髄だ。
作品の魅力
鼻先に漂うのはシャツの洗剤と、薄く甘い汗。──そんな匂いのセンスが最初から緊張を強ばらせる。既婚者だという自覚と、昔の記憶が身体を呼び覚ます、あの独特のだる熱。たとえばダイニングテーブルの片隅で、夫への報告書を渡す仕事仲間の指が、そっと箸を取ろうとした瞬間、奥さんの膝の裏へ延びるシーン。書類はしっかり見せながら、さりげないというより絶対見つからない角度からの接触。息を呑む音が聞こえそうな密度だ。
新妻にとって「秘密」を抱える恐怖は、セリフよりコマ割で刻まれる。たとえば台所で夫が不在の数十秒、冷蔵庫越しに向き合った元カレと目が合った際、彼女の睫毛は普段と違って三回まばたきしてしまう。読者はその三回で過去の接吻を思い出させられる――作品の筆致がそこまで計算しているところと違って、この瞬間はけだるく暴走してない。退けるはずなのに一瞬、焼きつく光線を浴びた。
ラブホの一室を使わないところに作者の執着を感じる。普通の新婚マンションのキッチンカウンター、ベランダ、来客用スリッパが転がる玄関。そこでワンクッション置いて行われる触れあいは、そのまま“日常への侵食”へ転じる。たとえば奥さんがスマホで買い物リストをつくる横で、元カレは笊の中のブロッコリーを逆さに並べ替える。坦然たる様子に奥さんがふとした笑顔を見せてしまう。こうした違和感が床板を切り裂く音の代わりになる。
合計三十六ページの中で、クライマックスは説明口調をなるべく避けている点が光る。夫が出張から帰宅する寸前――妻は玄関マットに膝を突き、その場で“期限切れ”のシューロックを繋ぎ直す。映像的にひらがなが滲む描線は、夫への罪悪と過去への欲情をごちゃ混ぜにする。挿入シーンに至るまでの空白と時間制限がスリルを倍増させ、「今、やめれば――」という葛藤のチャイムも作品に計測されている。読後感は確かに背徳、しかし心のど真ん中を指で押さえつけられる。
気になる点
三十代前半の夫のビジネス仲立ちが一晩で決まりすぎてるのが、絵のリアリティだけいいなあと思いつつ腑に落ちない。
こんな人におすすめ
日常の近くにある背徳感を味わいたい人。キッチンのシンク越しに過去の男と見つめ合う瞬間を求めている人。新婚でも誰かの気配が残る朝のテーブルへの興味がある人。
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