「アイドルのキミの隣のぼく5」のラストをまるで味わえていない、あるいは逆NTRの麻薬的なアゲアゲ展開に首ったけになりたい人向け。15年で2000冊超読み漁った俺の舌が、このシリーズ完結のスパイスを噛み砕いてやる。この記事では、最終話だから許される感情の坩堝っぷりと、ルナが“抗えず”落ちていく瞬間のエグさがわかります。



作品概要
ルナ、アイドルとして大ブレイクしたその裏で、プロデューサーやスタッフに弄ばれ、立場上拒否できずに流されるまま最後の関係へ。タイトルの「キミの隣のぼく」が、じわじわと皮肉に変わる。舞台袖、空スタジオ、ピアノ室…終わりのない逃避行みたいな構成。
作品の魅力
もうな、この作品のヤバいとこは「逃げ場がない感」が絵の隅々まで滲み出てるとこやで。最初っからルナの目が完全に諦めてて、でもまだギラギラしたアイドル性が残ってる。そこのギャップがたまらん。シチュエーション変わってもずっと同じ「流され感」が続くから、読んでるこっちも息詰まる。特に舞台袖のシーン、あの狭さとバックステージの音が聞こえてきそうな空気感、すごい。そしてな、収録直後のピアノ室。照明落ちてるのにグランドピアノの白鍵だけ浮き上がって見える構図、あれ美しすぎて吐きそうや。関係性の熱さっていうより「もう戻れへん冷めた熱」が伝わってくる。読後、ぐちゃぐちゃになった。
気になる点
いやーぶっちゃけ、前作まで読んでへんと登場人物の人間関係が一瞬分からんとこある。特に「ぼく」とルナの距離感が、初見やと「いつの間にここまで?」って戸惑うかも。あと、37Pは全体的に密度は高いけど、最後のページがちょっと唐突な終わり方に感じた。もう一声、余韻の1Pが欲しかった。せやけど、絵の粗さはむしろエモく感じるから、荒い方が好きな人には逆にグッド。
こんな人におすすめ
押しに負けて溺れる女の子の表情にゾクゾクする人、読者側に主導権を握られっぱなしにして「逆に奪われたい」と悦びたい人にピッタリ。
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