「大人の女性にぎゅっと甘えたい」「十三歳の夏を悔いなく終わらせたい」そんな欲が詰まった人向け。俺が15年で2000冊へばりついた眼利きが、この272ページにどれだけの“甘々逆NTR”を検出したか赤裸々に語る。













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作品概要
| タイトル | おねーさんあいらんど |
|---|---|
| 作者 | 森島コン |
開いたページごとに「おねーさん」が少年をねっとり包む大ボリュームアンソロジー。駄菓子屋の看板娘に背後から耳元で金平糖をねだられ、プールサイドで濡れた日焼け跡をチラつかせる“後日談コンプリート”。既刊・未発表計13作を森島コンが新規描き下ろしを交えて再構築。フルカラー16Pも混じる贅沢392Pだが、販促ではページカウントが272に省略されがちな、漏れ聞こえてきた裏話もある。
作品の魅力
押入れから古びたアイスキャンディーを取り出してくれた瞬間、普段の漫画であれば「これは隠喩だ」と冷めて見ていたはず。でも森島は喉の渇きを先に書く。少年が舌で転がす真っ赤な棒氷と、隣で微笑む女性が指先で受け止める溶け落ちた雫に、扉絵から連動した温度差がある。色褪せたレトトレカードでなく、ジンと冷えた感触が蘇る描写は、たとえば浴衣の裾から覗くふくらはぎの火照りと味覚記憶が違って、ページをめくる直前の自分の体温まで再確認させてくる。
シナリオ面で狙ったのは甘さ以上の“捕まえにくさ”だ。軒先で雨宿りする少年の前に現れた先輩おねーさんが「傘、貸してあげる」だけでなく「条件付き」と続ける場面。ここで読者は密かに「ああ、さては性的な要求か」と肚を決める。が、提示されたのは“本屋でバイト手伝って”という、いかにも世話焼きらしい課題。しかも仕事が終われば凍結、2人の関係は巻き戻される。次の機会が生まれる度に前進リセットを繰り返す印象は、普段のNTRで“寝取られた側”を味わう不貞感ではなく、少年が一方的に“受け止めてもらえない”淡い苛立ち――要するに完全な逆NTR構図だ。たとえばプールサイドの“後日談”では先輩が「次は弟と来る予定」と宣言し、その微笑ましさに少年は水の中で自ら竿を掴みながら「俺以外にも」と実感させられる。見えているのは彼女の余裕と、少年の独占欲だけがジワリと煮えていく温度差。
そしてボリュームの扱い方も癖がある。272ページという重量級でありながら、20人×13編をバランス良くと言わず、筆者ごとの癖で短冊状に切れ目を入れる。夜の公園でヌンチャクのように振り回されるロリ巨乳おねーさんから、スーツの巨乳教師が“補習”の名目で校内を引き回されるまで、ジャンプ率わざと高く打ち切り、先が気になる妙な「帯を締め直す余韻」を残す。これが単なる尺稼ぎでなく、ページを再び開く衝動に繋がる演出だと気づくのは三作目辺り。読後、「こんなに集中して最後まで読んだ同人誌あったかな」と小咄されると、自分でも笑ってしまうほどの「本物厨感」が染みる。
気になる点
フルカラー16P扱いの箇所が欲張って新規作前置きに充てられている分、既刊リメイクが詰まった中盤の彩度がやや落ちる気もする。ただ、森島自身が「色校挟みすぎてトーン詰まった」と反省する程度なので、気にしすぎも野暮か。特になし。
こんな人におすすめ
「少年の立場から一方的に好かれてるように見えて、じつはおねーさん主導で上下逆転する瞬間を狙っている人」。また「プールサイドや駄菓子屋という夏の記憶装置に自分の13歳を重ね、喫煙コーナーの自販機と併せて泣ける人」。さらに「同人誌でも帯だけ読んで満足しがちなズボラ読者だが、今回は裏面まで読みたくなる癖を矯正したい人」。
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