愛される資格は過去に落としてきました

ぽきの家

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「愛される資格って何があっても失われない?」って、自分もこの作品を読む前は首をかしげていた人にぴったりの漫画。この記事では、ぽきの家先生が描く“すれ違い&ダブル取っ替わり”の裏返しNTRがどんな化学反応を起こすのかがわかります。







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作品概要

タイトル愛される資格は過去に落としてきました
作者ぽきの家

人はいつ、愛される資格を失うのだろう――それは罪を犯したときか、過去を背負ったときか。彼女は学生時代の過ちで、自分に微笑みかける少年に応えられないと信じていた。だから彼の求婚を断り、それ以上に自分に蓋をする。そんな二人の前に現れたのは、別の男。この男は彼女の咎を知りながらも強引にすべてを奪おうとする。けれど彼女の心は、いまだに“かつて愛した少年”に向いている。少年はどこまで許せるのか、男の欲望はどこまで到達できるのか。罪と純愛、嫉妬と献身が入り乱れる問答無用のラブバトルが今、始まる。

作品の魅力

右のページでぬるりと背筋があったかくなった、次のページで胸が締めつけられた。そんなスイッチの入れ替わりが中盤で連打される。この感情の落差が、僕みたいな「逆NTR好きのがっつり食い」の舌にしっかり乗った。たとえば夕方のバーでヒロインが「あんたの代わりなんていない」と兄貴キャラの襟首を掴むシーンでは、読者の罪悪感が友人のように肩を抱いてくる。まったく気持ちのいい場面じゃないのに、辺りを見回す気にさせられる。だから、すぐ隣で目を伏せる初恋の少年が気の毒でたまらない。

恋愛モノにはよくある“傷付きヒロイン”が主役だが、ここでは積極的だ。自分の殻を叩き割るとき声量は小さくても、態度はでかい。たとえばベランダで火の点いたタバコを握りしめ、あえて向こう側に足を踏み出しかける瞬間など、命じられた行動じゃなくヒロイン自らが選択している。それだけで「でも実は彼女は弱い子」っていう同情ゲージが空回りし、スリルを増す。下手に可哀想がられるよりも、バシッと踏んづけられて燃えた方が新鮮。火傷しそうになる指先が、読者の同情を焦がす。

画は骨太。筋肉というより、骨。骨格がしっかり見えるから感情の座標が胸に落ちる。あぐらをかいた兄貴キャラの膝がテーブルの脚とパタンと重なった瞬間、読者は誰の脚を踏んでいるのか一瞬見誤る。錯覚がそのまま立場のすり替わりに繋がる。すり替わりが開いた穴に、批判みたいなスリルが落ちていく。絵柄の荒々しい線は、そのまま倫理観の淵に鈍い刃を埋める。これがリンクしたとき、感情が粉々になる感触が、もうたまらなく気持ちいい。

この作者のいいところは、ある種の“お約束”を飛ばすこと。たとえば元カレが「だったらオレが始末する」といきなり嘘八百を主張する場面では、普通ならフォローの少年が目を丸くする。でも実際には少年は微笑んだ。理由。過去の答え合わせ済み。前提が崩れるたびに読者の予想神経も跳ね返る。こうして三すくみの構図は蛇の目に変化し、最後はただの罪が埃をかぶっただけの“人間の落とし物”になった。読後、胸の奥に冷めた煙草の味が残る。それが正しい終わり方だと思えた。

気になる点

終盤で少年の台詞回しがやや説明的になり、過去を箇条書きにされてしまう。もう二〜三枚、沈黙で持たせて欲しかった。

こんな人におすすめ

「積極的ヒロインが嫌味なぐらい強くて、それでいて自分で穴を掘ってしまう覚悟を見せるのが好き」って人。あと「恋人の過去を絶対に見ないと決めたはずが、結局全部知ってしまうほど愛している」という自我崩壊を求めている人。

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