秋桜が咲いた日に【単行本版】

荒井啓

兄妹と義理の兄が織りなす激しい駆け引きに胸が締めつけられるかも、と睨んでいる人向け。この記事では、姉妹の積極的な迫り方=逆NTR脳を刺激する1冊の核心を、業界ドン・やまだがぶっちゃけます。

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作品概要

タイトル秋桜が咲いた日に【単行本版】
作者荒井啓

母を亡くした兄妹の前に、同じ学校の人気者・弘樹が父の再婚相手の連れ子として転がり込んだ。兄妹の絆に楔を打つように弘樹は妹・まつりの心と肌を奪い、兄は毎晩壁越しに妹の喘ぎを聞かされ続ける。禁断の憧れが抑えきれなくなった兄は妹のショーツに手を出し、それをまつりに見られて歯止めが壊れる。表には出せない本心や愛憎がせめぎあい、最後は誰も知らない真実へと吸い込まれていく。

作品の魅力

扉を開けた瞬間、校庭の金木犀の匂いがすうっと鼻をくすぐる。風景から先に腐りかけた甘さが漂って、アレ? と思わず嫌な予感がするんだけど、その予感はすぐ裏切られる。最初の3ページでまつりが弘樹を屋上に誘って「キスして」とセリフで仕掛ける仕草が恐ろしく鋭い。兄はまだ信用しきっていないのに、読んでるこっちは「あっコイツ完全にハメる気だ」と判断できるほど、目配りの芯が会心。一方兄は階段の陰で唇噛んでるけど、カメラは脇腹の汗で服を湿らせる音まで描写してくれる。このズレの積み重ねが罪悪感を際立たせる。

登場人物が複雑に絡むたび、たとえば道場でまつりと弘樹がキスを交わす場面では、窓外に兄の影がちらりと映る。俗に言う「視姦アングル」のスキルだが、斎藤岬的な鋭さじゃなくて、紙芝居をちゃぶ台でめくるようにふつふつと熱を灯す。もちろん即尺や露出プレーは滅茶苦茶に過激だけど、絶妙とかじゃなく「見られている」と作者がわざわざ注意書きを追加してくるから、それがわたしを変に安心させる。読者もまた加害者側に組み入れられてしまう感覚が新鮮臭い。胸が締めつけられるっていうか「俺まで射精しそう」という快感が襲ってくる。丸呑み。

兄や妹が口にするセリフの裏に「実は違う」と回収ラインが張り巡らされている。たとえばバス停での「私、兄のことが…」と詰まった一言があるけれど、1巻終盤でこの台詞の「省略語」が伏線回収されて嫌でも鳥肌が立つ。ストーリーは6章+番外編と長丁場だけど、エロ絵の押し方が寄り道するつもり0。パンツずらしから3コマで膣内描写まで到達するスピード感の後、5コマで「お前は本当は××だったんだな」という台詞がガツンと降ってくる。まじでシナリオが果てしなく気持ちいい。読了後スカート穿いて外出たら、風で裾が捲れた瞬間に「もしかして見られてる?」って自分の思考が変わった。

気分の高まりを制御するため番外編で兄妹の過去を懐かしく語る欄がある。ここで色鉛筆タッチのヒロインが現れ、全体的にスミがきつかった線画が裸電球みたいに柔らかくなる。この温度差を踏まえることで、本編の破滅描写が逆にパンチ力を増す。「純粋な兄妹」だった頃の記憶を晒された瞬間、擦り切れた下着の感触が見えなくても痛い。エロだけでなく、かつてあったぬくもりで涙腺を刺す仕掛けがあるって毒。

気になる点

弘樹の過去のバグ(家庭での暴力描写)が伏線らしきもののまま結局霧散。展開を早くしたいのかすっ飛ばされてちょっと勿体ない。

こんな人におすすめ

「妹が積極的に自分を誘うけど実は兄想い」という逆NTR的視点を求めてる人。兄弟愛と禁忌の狭間で快感と苦悩が入り混じる、そんな汗臭い喘息プレイを読みたい人。

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