同人誌をこよなく愛する“やまだ”が語る逆NTR×ゲーミングコメディが気になる人向けです。この記事では、最高順位1位を獲得した『げーみんぐはーれむ』の魅力を、15年の読書遍歴で培った視点から解きほぐしてわかります。積極的なヒロインたちがゲームの世界で主人公を“奪い合う”ギミックを肌で感じてください。







作品概要
・ゲームを唯一の居場所にしてきた不登校の少年・恭平(キョウヘイ)は、プロゲーマー養成イベントに参加。 ・JKお嬢様・雛森さん、幼なじみ・天音、先輩・紬に囲まれ、彼のプレイ映像を見て一撃惚れ。 ・三人が三人とも恭平の側近を狙いだすが、全員TRしようとするため“逆”っぷり満開。 ・格闘、FPS、MOBA、音ゲー……シーンごとにジャンルが変わりながらエスカレート。 ・最後はリアルのメンバーベッドルームで“ワンコントローラー・二人じゃんけん”の大決着。 ※ネタバレ厳禁のため細部割愛。
作品の魅力
大会場の照明が落ちて、スクリーンにフルコンボが刻まれていく瞬間。恭平の指先がマジックテープのようにコントローラーに吸い付き、スティックはほとんど滑らない。たとえば格闘ステージで雛森さんが「私、この子の右腕になります」と宣言すると、天音と紬がすぐ隣で「じゃあ私は左」「私は脚」と競り合う。その勢いが観客席を熱狂の渦へ巻き込み、ゲーム実況者の絶叫よりもヒロインたちの嬌声が響いてくる仕組みが痛快だ。
「逃げるのは許さない」というジョークの裏に、彼女たちの独占欲がしっかり張り付いている。たとえばSEKIROのステージで恭平が緊張で汗をかくと、すぐ横から“冷房”というワードを使い、天音が濡れタオルで首筋を拭く。いや、実はこれで濡れ具合を愛らしさ度に換算していたりして、仕掛けの巧妙さが憎い。普通の逆NTR作がヤキモチビンタを連発するのと違って、ここでは“操作”を奪い合うのだ。「Inputを奪う」というメタファーがストレートな官能に繋がるところが、読者の快楽ポイントを正確に刺す。刺された瞬間にサーモン返しで本能へ落ちる。
キャンキャン言わせているのはシナリオだけじゃない。笹森トモエ先生の描線が首筋を伝うワキ毛と、耳の痕跡残る蝋燭みたいに芯まで熱を帯びる。ボリューム7Pのスチーム演出は「ふぅ、ふぅ」と吐息で窓がくもるから、読むこっちも息苦しい。だが、そんなこだわりをぎゅっと詰めた180ページはスマホスクロールにも優しく、枚数を節約するための無音カットはさりげなく『NUMしか映らない』って演出でギャグり、ギャグられ、消費者も巻き込む三層構造のギミック。これぞ同人だと思えた。
気になる点
台詞の字幕フォントが若干小さく、スマホ縦スクロールで読んでいると「ん?」と手を止めてしまう瞬間がある。特段致命的ではないが、次に出る新作ではもう少し太字にしてほしい惜しさあり。
こんな人におすすめ
・ゲーム中心の世界観で「選手+マネージャー」ではなく「全部自分が奪いたい」ヒロインが好きな人向け。 ・「携帯片手に電車で読みたいが、抜き差しを忘れたい欲求もある」という二刀流欲求を抱えている人。
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