雨のバケモノ

肉助

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父親との別れ、復讐、そして“バケモノ”って何者? そんな見所が気になる人向け。この記事では肉助さんの最新作《雨のバケモノ》がどんな味付けでどこまで深掘りしてくるのか、私が15年2000冊+の同人・アングルを食い尽くしてきた目線でシンプルに伝えます。








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作品概要

タイトル雨のバケモノ
作者肉助

肉助による『雨のバケモノ』は、幼い頃に父を奪われた少年が「雨男」という異形の力を手にして復讐に走る物語。しかし再会した母と新しく加わった義姉妹、そして同じ‘バケモノ’の血を引く少女との同居が回路を狂わせる。少年の欲望は従順な復讐だけでは終わらず、血と体液が交錯する同居劇へと変質していく。躍動的な低空カットと局部への肉厚トレスで躍る線画、息苦しく濡れた背景の雨音まできちんと用いた音まで交えながら、愛か憎しか判別がつかない“絆”を抉る。

作品の魅力

雨音だけで物語が始まる。少年が唇を噛み締めた瞬間、画面の湿度が皮膚に張り付く──そんな開幕に「ああ、今日は生々しいものを見るんだ」と覚悟が決まる。演技台詞より先に身体が反応する構成は、肉助作品らしい“肌感覚”に直結している。『肉食少女に囲まれた僕』と違って、こちらは被虐色よりむしろ支配指向が前面。たとえば雨男の力を初めて振るうシーンでは、少年の右手が傘を握ったまま裾から勃起を映すカット→直後、その傘を睨む義妹のヒールが画面外へと消える。雨粒が楕円に歪むクローズアップは、ぶっちゃけエロスではなくゾクゾクするまでの“危うさ”を演出している。見せ方がある。

シナリオに関しては、単なる復讐譚で終わらせない胆力が刺さる。血縁に対する違和感を叩きつけて、やがて「復讐って結局誰のため?」という生冷めの問いに落ち着く。たとえば母との絡みでは、少年の台詞ちょうど一句目「お前に会いたくなかった」からグッと重心が後退し、その直後に母が浴衣の前をはだけて「ごめんね」と呟くラッピング。母性と肉欲のあわいを鈍く捻れさせる距離感が、胸ではなく胃袋の奥に来る。だから“母性”と叫ぶよりも“背徳”の方がしっくりくるのは必然で、あえてフォローを入れない絶妙な締め方だ。

内容ボリュームを語るなら15Pの口外編プラス30Pの本編。初見では進行速度に面食らうかもしれないが、空気の塊を噛み締めるモーメントがちゃんと区切られているので「なんだか急だな」と戸惑う隙はない。雨が最後に止む終幕では奇声を上げそうになるほど綺麗に締まる。とここまで書いて、果たして自分は「復讐」の中で何を得られたのか、再考せざるを得ない。たまらない。

気になる点

台詞フォントが小さすぎて縦読きの部分はチラ見で止まる。右開き派には惜しい仕様だ。

こんな人におすすめ

血で結ばれた者への違和感をエロスで炙りたい人。雨音をエンジン音代わりにしてページを捲りたい人。もちろん積極的ヒロインの喘ぎ声が耳を離せない人。

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