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付き合ってる彼氏とついに同棲…って翼を広げたかと思えば直行・直帰の残業地獄で声も滅多に届かない。そんな“すれ違いカップルの日常”がどう転んでいくのか気になる人向け。15年ニートでも2000冊読んできた“やまだ”が、超がつくほどのインパクトを残す逆NTR最新作「アタシと…。」をご紹介。読後に胃と下腹部がきゅ〜っとなったくすぐったさがわかるはず。




作品概要
| タイトル | アタシと…。 |
|---|---|
| 作者 | すちゃらか騎士! |
就職が決まった秀和と、彼女の優花は晴れてマンションを借りて同棲をスタートさせる。念願の一緒の暮らし。それなのにいざ蓋を開けてみれば平日は遅くまで残業、休日も急な呼び出しで姿を消す。「ごめん、今日もフライングで帰れる」とLINEに添えられたスタンプすら遠い。ふたりの時間は交差しない。優花はだんだん自分の存在が部屋のススけばかり集めているような寂しさを抱える――その夜、玄関の鍵は静かに開いた。帰ってきたのは、でも、彼じゃなかった。
作品の魅力
まず、視覚のアタックから入る。作者・すちゃらか騎士先生は“夜の闇”を薔薇色に染める天才だ。台所の蛍光灯一本だけで奥まで照らす彼女の表情が、白磁のように滑らかな肌に対して過剰に汗ばむのはまるで体温が見えてるみたい。たとえば秀和が帰らない夜、優花がひとり布団に潜り込むシーンでは足元がゆっくり開いてシーツが波打つ。それだけで、読者の鼓動がズン、とズレてしまう。描線は細いのに空気が重い。重ね塗りの影が窃盗犯のように覗き込んでいる気すらする。
物語として使われるオチの一歩手前で、優花が選択肢を手にとる段階が胸ぐらを掴む。軽やかに刺さる台詞は無関係のようでいて、次ページに響く本質の予兆。彼女は「私、ずっと待ってたのに」って誰に呟くの?“主語なし”が機能するのは秀和に対する失望と、同じベクトルでほかの誰かを求める矛盾が同居してるからだ。過去の逆NTR作品でよくある“女は地獄落ちも辞さない”狂気じゃない。いきなり豹変する展開とは違って、焦燥感を三回にわけて煮詰める。煮立ちすぎる直前で温度計をひねる寸止め劇。優花がスマホウィンドウを閉じる瞬間の指の震えがそれを象徴してる。
ここから逆転が始まる。扉を開けた先に立っていた“彼じゃない誰か”が、実は極めて想像しやすい顔。社内の同期なのか、下宿時の隣人なのか。読者は疑念を膨らませ、その瞬間すでに三角ができている。注目すべきは秀和の立場が“悪者”じゃないこと。名目は残業、実質は矜恃。就職したてだから頑張りたいって自論が刺さってしまう“正論バリア”。しかし、そこに立ち塞がる黒影が「俺は今すぐキミのそばに走ります」と短くLINEする。微妙な距離感…15メートル下の駐輪場に立ってるのに、よりによって耳元で囁くような錯覚。優花は靴をはきかえ、まるで秘密基地に直行する年少時代を思い出したような歩き方で玄関を出る。続くページで部屋の電気が残されたままって細かい演出が地味に頭ン中フラッシュする。
ラスト5ページの構図は泣きそうなくらいに密度が濃い。逆光でふたりのシルエット。前夜とまったく同じ場所(ベッド)にいるのに、誰かが違う。すちゃらか騎士先生は人差し指一本で「望んでるんだろ?」と女の耳を掴む連続を、まるで握手するような親しさで描いた。女は「今夜は帰らないで」と、それを口説きに聞こえるセリフに変換。普通のNTRが「奪う」快感で終わるところ、この作品の真逆は“こっち側から選ぶ”快感で幕を落とす。膨らみすぎた感情を股間だけに任せず、最後は両手いっぱいに受け止めてキス。25ページ足らずの短さだというのに、余韻は朝まで離れない。終電も終バスもない夜を、読者まで一緒に味わうことになる。
気になる点
たった不足30ページ。連続で読みたくなる勢いの分、物語が途切れる瞬間に若干の、まるで夜明けがくる前の餞みたいな寂しさを覚える。もう少し本文後に秀和の影響(悪影響か反撃か)をちらっと見せてくれてもよかったかも。
こんな人におすすめ
「恋人が仕事で私をお留守にする日常」というイメージを持て余してる人。もっと言えば「待ち続けるだけじゃなく、私から先に焼き付ける」選択をしてみたいと望んでいる人。通勤電車でちょっとスマホ片手に、寝不足バテてる全身にダーツの的を取り付けたような憂鬱を吹き飛ばしたいときにピッタリ。
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