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郁村「夏ぴ!」が読みたいけれど田舎×美人姉妹×同人作家エロってどういう組み合わせなの?そんな気になる人向け。この記事では地味な田舎舞台で始まる1つの夏の秘密と、その先で待ち構える逆NTR要素の描き方について、やまだが15年読み続けた同人史を踏まえて赤裸々に語ります。





作品概要
| タイトル | 夏ぴ! |
|---|---|
| 作者 | 郁村 |
都会からの転入者・郁村は同人作家として暮らすため田舎町へ越してくる。となりの軒先で出会ったのは色白の美人姉妹。妹は引きこもり気味で親しみにくい素振りを見せるものの、郁村に興味を抱くようになりふたりの距離は急速に縮まる。炭酸の抜けたジュースみたいにどこか抜け感漂う村の雰囲気の中で、郁村は様々な噂や昔話を耳にする。そしてある晩、姉の留守を狙って妹はまずベランダから這い出し、屋根を伝って郁村の部屋へ。狭いアパートの一室は電気ポットの湯気とバスタブの残り湯のにおいで充満する。そこで始まった夏の性事は、もしかしたら町全体の秘密と絡んでいるかもしれない。
作品の魅力
紙を燃やした煙でむせたような匂い。仲夏の夕暮れ、蝉の声がまるで背後から全身を凝視している錯覚に陥る。この作品で最も解剖したくなったのは、村人全体が郁村の背後を通って消えていく印象だ。たとえば裏口を開けるときのノブの重さ、または切り株の上で干してあるトマトが揺れる度に、別の顔を持つ「憑きもの」が振り返ってくる。郁村と妹が押し倒された廊下のすき間から見える風景は、田舎特有の闇の密度を独自の量感で量り直している。
絵柄は2000年代の萌え絵と現在の淫靡表現の中間を歩いている。線のふくらみに鈍感でない。筋書きよりも、カニバサミから軽く開かれた太腿の隙間を塞ぐ塗りつぶしの硬さが語りかけてくる。とので、無垢さをまとった妹との立ち位置が少しずつ棚上げされていく程よい悪意が、確かにそこにある。
たとえば「早く寝なさい」という姉の台詞が響く廊下で、妹は自分の小指で蚊を押し潰す動作を誇張させる。その瞬間、彼女の肩の角度が悟るべき影へ変わる。郁村達が関係を交わすたびに手元のペンタブの光が青りんご色に変わり、画面に表示されるのは姉妹を囲む町の噂。性的な暴力のようにしか見えない展開が、実は少し外れたところに武器を向けているという驚き。
結末は短く決まった。逃走も選択肢には含まれていない。そこへの通路は、双子の影を映す窓や雀の死骸、干し草の山。逃げ込んでいく気持ちと突き放す気持ちが、ほとんど交替してしまっている。その錯乱の中で郁村は同人誌の原稿紙へと向かい、もうツギハギすることのできない物語を垂れ流す。読者も、閉じた最後を参照することもできず、濡れた墨の染みだけを心に抱きしめてリリースするしかなくなる。容赦の無い夏が終わる頃、妹に届く最後の便りは空白紙――裏側だけに、郁村の裏名が散々と黒くシミついていた。
気になる点
姉のキャラはほぼ脇役使用という解釈で固められている為、せっかくの魅力的設定が惰性で扱われている。もう少し姉妹間の緊迫を掘り下げてほしかった。
こんな人におすすめ
逆NTRの「一線を越えた後に何も残らない」感覚が好きな人。田舎のひんやりした闇と平熱交じりの汗を詰め込んだ作品を求めている人。甘々メロンの虫食みをもう一粒踏みしめるつもりで読みたい人。
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