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真っ先に思ったのは「せいくん、顔がプリキュアすぎ……!」という感想。キャラの表情の引き方にハッとする人向け。この記事では作者.sucoが掴んだ「焦れ性×可愛らしさ」の距離感がどこから来ているのか、絵柄・展開・背後にあるテーマの3点がわかります。







作品概要
| タイトル | じれったいひねもす |
|---|---|
| 作者 | .suco |
2026年3月22日、J.GARDEN59にて販売された.sucoの新作「じれったいひねもす」は、見せ場でフラれるかもと思わせる直前で女の子がキッチリフラれない抉り型ギャグを連発。焦れったがる男子生徒・せいくんをあざといまで潔い先輩・翠が追いかけ回し、壁ドンより早い「廊下ドン」や体育倉庫の入り口で素直になれない唇を塞ぐ“音無しキス”など、ギリギリをこすり続ける関係性を全36ページで描き切っている。
作品の魅力
扉絵で「え、これって押しかけってるの翠だよね?」と一瞬ギョッとする構図があるのが外せない。いつもの学園カップル漫画だと女の子が廊下で赤面しながら男に視線を送る絵柄が先行するけど、先行するのはセーラー服の裾が激しく揺れる瞬間。足首が立ち上がる線一本で、植え込みに隠れて待ち伏せる翠の気合いが伝わってくる。この「押しかけだけど屈託ない」のタブー破りが気持ちいい。いきなり部室扉を開けて「話、聞いてぇ?」って迫るシーンでは、せいくんとの間にある数歩の距離を4コマのうち3コマ分で縮めるテンポが、思わず息をのむほど上手い。
逆NTRというより、何か騙してやろうと下心を透かし見せてくる先輩の小悪魔加減が醍醐味なんだ。たとえば保健室のカーテンの陰で「勝手に寝ちゃうダメ? センセ?」と囁くシーンでは、空気まで読んでるかのように静かに扉のノブに手を掛ける寸前を見せつける。これが従来のヤンデレっぽい“飼い殺し”妄想とは違って、畳み掛けるのに留まらず翻弄される少年の顔芸(照れ隠し前歯ガブリに同時に眉をひそめる)が可愛らしさを倍増させる仕掛けになっている。逆NTRという語を乱用しがちな昨今だけど、こういう“取られそうで取られないギリギリ”の酔いどころをほじくり返せる作者は、やはり少ない。
ちょっと攻勢すぎる翠のトーンを支えるのは、見開き2ページ分のツーショット比率の高さ。接近する過程を逐一省いて満員電車並の密度で迫るから、読者は「もうここで距離0.1mmなんだからキスだろ」という読みを外されまくる。次第にオチのあるパンチラやエロテンションを見せる構図とは別軸で、物語の核が「死ぬほど触れ合いたくても最後の1cmで自制する」という貞操観念ではなく、「蓋を開けたら本気で好きだった」という逆転劇にある。そう、36ページ目に近づくにつれて、せいくんのスレッズイパンツも虚勢も剥がれていき――なんと“優等生の仮面”を外して号泣する瞬間が最大の盛り上がりになる。積極的姑娘が最終的に得られるのは支配じゃなく、袖を掴んだ少年の「好きです」という臭いセリフ。それをちゃんと拾ってあげる翠の笑顔が応酬される瞬間は、逆NTRにしか見えない全力の純愛を体現していて、発売前に見たサンプルCGとは別物の泣ける仕上がり。
気になる点
最後の抱擁シーンでせいくんの瞳がハート形になっているのはちょっと急すぎ。憎たらしい表情まで赤面していたのに、いきなりデフォルメされると浮いて見えてしまう。
こんな人におすすめ
「あざとい女子に追いかけられる構図」が好きな人。先輩後輩だと上司と部下の関係性で迫られるより垣間見えるケンカ腰の可愛いさを求めている人。カイワレ大根のように清らかだけど噛むと辛味が効く学園青春を味わいたい人。
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