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「自分が依頼した寝取らせが裏目に出て、いつの間にか妻のほうが寝取り側に回り込む展開があるのか知りたい人向け。この記事では『ネトラセ物!』がどこまで純粋な寝取らせを守り、どこで寝取られへ傾斜するかを、やまだが15年の読み出しで検証してみます。









作品概要
| タイトル | ネトラセ物! |
|---|---|
| 作者 | ノアオ書房 |
大学時代の友人・真壁は友人の妻・真緒が気になっていた。真壁から「一度だけでいいから抱かせてくれ」と頼まれ、夫の和泉は悩んだ末、受け入れる。週に一回、真壁は真緒を抱きにやってくる。妻の表情が変わっていくのを傍観する和泉は、次第に逆光を感じ始め――。ノアオ書房の投稿型ネトラセ漫画、132ページ。
作品の魅力
初めて見開き2ページで和泉が鏡越しに妻を見る構図に遭遇した時、15年間で培ってきた“待機シーン”の美学が騒いだ。窓枠ごしに外の雨が降る中、室内のむし暑い昂りと寒々とした観察者の温度差が絡み合って、立体音響のような臨場感を押し付けてくる。
具体例を挙げるなら、約束通り「セックス中は私のことだけ見て」という真緒のセリフがあるシーン。これまで読んできた多くの寝取らせ作品と違って、妻側がルールを提示した瞬間から上下が逆転しそうな先触れを見せる。そこに和泉は「俺が決めたルールだ」と自己暗示しながら疼く小指を奥歯に押し当てる。言葉では否定しながら、画面越しに読者のほうまで喉の奥がゼワゼワした。
すごいのは挿入場面のカット割り。まず真緒の背中から肩口へと汗の粒が伝い落ちるクローズアップ。次のコマでその汗が和泉のほうへ軌道を変えて飛び込んでくるような錯覚を誘う雨粒ショット。現実に介入できない夫の視線を、汗=雨滴という連鎖のトリックでいじる演出に思わず膝打ちするしかなかった。
終盤近く、真緒が真壁の首筋に噛みつく長回しシークエンスがある。上下関係が固定的な寝取られではなく、寝取る立場に転じようとする妻の意志が肌質感から滲む。和泉たちの記憶には存在しない「噛み癖」すべて塩味のした色味で再現されて、あえて読者側に仕込む情報量で鋭さを急増させる。ここでようやく体感的に「寝取らせを見送る者の末路」へと接続する。
132ページというボリュームの中でサブカットインされる数枚のハガキ風挿絵も見逃せない。差出人不明の真緒の筆文字「今日は久しぶりに外でしました」が和泉の部屋のデスクに伏せて置かれる。スチール写真では写らない空気の味がミミック・ヘアで描かれる。2024年現在もまだ手紙を使う伏線は少数派だから新鮮、とじゃなく、蒸れた紙の匂いがどれだけ想像させるか、という細工の手柄がぐいぐいくる。
目次めいた箇所では「観察記録」として真緒の体温変化がグラフ化されていて、科学するほどに、それを終わらせたくない夜が続く――そんな自己矛盾に画面サイズを担保しながら終わりを孕む。この構図を読み終えた瞬間、布団の中で仰向けになり天井を見上げて、次に自分が同人誌を開くまで下手に口出しできない気分が、胸奥にねばねばと貼りついた。
気になる点
ラスト5ページの卓上カレンダー表記にミスが一カ所だけある気がしたが文脈で推測可能なので、本質的な破綻ではない。
こんな人におすすめ
「こっちから頼んだ寝取らせなのに最後は妻が主導権を奪い取られてしまう終わらせ方」が好きな人。もう飽きたと思っていた寝取らせに、仕掛け人視点の揺さぶりをもう1回味わいたがっている人にもぴったりだ。
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