沼る女【単行本版】

亜美寿真

積極的ヒロインが大好きで、いつも読者側を持ち上げるテンションにたまらなくなる人向け。この記事では、沼る女が男を逆ナン、もとい逆NTRしていく手練手管と、この作家のエロがどこまでリアルに描けるかがわかります。

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作品概要

タイトル沼る女【単行本版】
作者亜美寿真

『沼る女』は、COMIC快楽天で熟成された亜美寿真先生の最新単行本。背徳の関係から青春ピュアラブまで様を網羅し、9本すべて過剰分泌でスライムが立ちのぼるほどねっとりしてる。表題作では、大きすぎる胸とだらしない性格を持つヒロインが「ちょいヤリ」を予定していた男を深い闇へ引きずり込む。彼女の甘い甘い罠に、もはやどうにも逃げられない。

作品の魅力

ページを開いた瞬間に覚悟が決まる。ひとくちにヒロインと言えど、レンガ一度洗えばTゾーン脂浮きのナチュラルが前面に出て軽蔑されそうな「抜け感」。それがいい。軽い軽いとか言いながら、水着グラビアでも見られたら一瞬で伏し目恥じらいの表情になるギャップが激しくて安心。たとえば、学園屋上でプールを覗いた少年に「こんなとこ爽やかじゃん?笑」と言いつつ、グラスの氷をひと舐めして唇を濡らすシーンでは、近づくだけで鼓動が響く。

中盤以降は「ただ可愛いだけ」や「ただエッチだけ」じゃない濃度に変わる。彼女の「付き合うの?」の一言の後、男が「いやいや誤解だよ」と返した直後に頬を裂いて笑顔で「やだやだ、おとなしくしないと」って断りを通り越してスカート脱ごうとする勢いに、読者側が預かり知らずとも「待て待て」と引き金が引ける。この戦術、メスガキっぽさと女の甘さの境界のふわりとしたところがプルプルしてエロい。

一方で、セックスそのものの密度も侮れない。濡れた校舎裏とか満員電車とかドライブで夜景を覗くとか、とにかく場所ごとの湿り具合が会話や淫語に塗りこまれてくる。鉛筆のタッチ下がってトーン飛びが際立つラフ線は、興奮で画面に手が震えたかのように見える。バックから見てる後ろ髪、汗って毛束がひとつに絡み合って、テカテカのエグザイルを彷彿とさせる。いろんな女体を見慣れてるはずなのに、それでも「ナマ」の重みがあるのは、筆者も心理的に快感をシェアしてると言えるじゃないか。

最終話の“青春タイケン”で完全に負けた。さっきまで「こんな淫乱、俺のツボには入らない」と居直ってた男が、色んな関係性を試して「俺…”好き”やったのかも」と呟く。ただそれだけ。格言のような台詞じゃないからか、ひしひし胸に来る。マン営業の帰りにうまくハメ撮りできなかったような、でも撮れた着衣揉んだ動画が因縁みたいな温もり。完了近くで彼女が「ずぶ…ずぶ…入ってる?」って小声で囁く。終盤の泥濘まで漕ぎ着ける男と女。これぞ作家の長年見据えた“げじゅつ”なんだなって、逆にうぬぼれちゃうような、誇らしさまである。

気になる点

途中メタな構造が軽くやりすぎて、純粋な凌辱願望と混ざると面倒くさくなった。

こんな人におすすめ

盤上の女に踊らされて興味倍増する人、背徳感のエロに絡まって肌がうずくような人。媚びない強行型ヒロインがうねらせてくれる快楽、もう一度読み返して別の表情を発見したいプロ級の熱量も味わえる。

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