無自覚誘惑の女の子

stpen

「俺の彼女は誰から見ても可愛いのに、本人は無自覚で……というギャップに胸が疼く人向け」。この記事ではstpen描き下ろし短編集『無自覚誘惑の女の子』の、甘くて危ない誘惑の仕掛け方や咀嚼してほしいポイントが丸わかりです。

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作品概要

タイトル無自覚誘惑の女の子
作者stpen

stpenが贈るぷにぷにタッチの女の子ショートストーリー集。無防備に甘える妹の「いたずらいっぱい妹の心は分からないから我慢しない!」、健気だけど危うさが滲む幼馴染「秘密の恋人」など、上気した頬と潤んだ瞳で読者の理性を揺らす六編を収録。抗えない癒しの虜になる珠玉作品集。

作品の魅力

四角い画用紙にチョコレートを落書きして、それを本物だと思ってペロリ——そんな赤子みたいな無邪気さが痛いほど愛おしい。どの話も女の子が「ベタだけど無自覚」の第一歩で誘ってくる。枠線の外までじわりと滲んだ恥じらいピンクが、額縁が狭いのに汗みたく活き活き。动き+静+ループの三連パターンで、息を吸う隙をちょっとだけ残してくれるのが狡猾だ。

たとえば「秘密の恋人」のワンシーンでは、幼馴染が「ねぇ、この本の続き読んでよ」と膝の上に座ってくる。その時、彼女のTシャツの裾がめくれて見えた縦スジの腹筋が妙に逞しくて、なんで彼女がこんなに逞しいんだろう——そんなぼんやりした思考が男を完全に頬張るまで三秒もかからない。ページをめくる手の震えがポロポロ漏れて、それがキャンバスに落ちた音までHな効果音に聞こえてしまう仕掛け。普通の甘々系と違って、口唇の奥でにゅるッと絡まるような重さを覚える瞬間がぎりぎりで出現する分、背徳指数も急上昇。

ぷちゃぷちゃした肌色は逆に「触りたくない——触りたい」という二律背反を起こすトリガー。くりくりした目を伏せた瞬間、瞳の裏側に映る自分の顔をはっきりと見てしまい、もう先に「壊れたらごめん」を二回呟く。薄い舌が震えるピアノ線みたいな音に、血管が上書きできるぐらい繊細。「いたずらいっぱい妹」では、妹が「おにーちゃんの大好きなヨーグルト味」と無邪気に発言するべきところを、わざとアクセントをアゴの先に乗せて飛ばしてしまう。その切れ端だけで、首すじの線が勝手に歪む。言葉が跳ねた跡には唾液が粒状に光って、まるで照明を落としたアクリル板みたいに月が透ける。

ボリュームはゆっくりと絞るように各8〜12頁。読み終わったあと穴が開くほど空白が残るのに、次々に反転する頭の中ではまだ台詞だけがビートを刻んでいる。「意味わかんないよ」と妹がふてくされる尖った耳。その裏側までレンズごと写した画風は、覗き見への罪悪感をゼロにまで希釈しながら、胸ポケットの奥に小さな火を灯す。火が灯ったまま街灯の下を歩くと、自分がどれだけ耳まで赤いか味わえる。歴史あるスタイルを侮ると痛い目に遭う——ふとそんな迷信が立ち上がる。

気になる点

欲を言えばもうひとつ、無防備ギャップを振り回すあまりヒロインたちの視点が薄くなってしまったシーンが徐々に目立ち始める。惚れマジックにでもかかったみたいに男の視線が強すぎるところは惜しい。

こんな人におすすめ

「無邪気に自分を甘やかして欲しい妹キャラに骨まで溶かされる瞬間を求めている人」や、「無意識のうちに相手を有無を言わせぬ手練手管で落としていく女の子に拍手したくなる人」に激オス。逆NTR要素も適度にディープで、癒しと切なさを同時に心の酸いも甘いも知りたがる読者におすすめ。

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