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山奥で2人きり、びしょ濡れのまま始まる「たった一つの休日」。こんなワケありシチュエーションが気になる人向け。いつもは受け身な彼女が主導権を奪う瞬間、雨音に紛れて囁く「今日は私が……」の台詞が刺さるかどうか、この記事では読んでみてどうだったかがわかります。








作品概要
| タイトル | 朝香の休日 |
|---|---|
| 作者 | リンゴヤ |
写真を撮りに山間部まで来た男女は、急な雨に降られ廃れた山小屋へ逃げ込む。濡れた髪を掻き上げる朝香の横顔にカメラを向けるうち、夕立は長引き、ふたりはそのまま一夜を過ごすことに。雨音の隙間を縫うように、彼女の視線が最初からギュッと絡まる。カメラマンにとっては「撮る」ことが安全圏だったけれど、雨宿りで火を囲った瞬間、朝香が近づいてくる。外は傘も何もない森の中。置かれた状況と、一度スイッチが入った彼女のマグマのような勢いが、静かに少年(あるいは青年)を煮え立たせていく。山小屋には古い布団だけ。カメラは早くもレンズに湯気がかかり、記録者と被写体の立場がぐらぐら崩れていく。雨は夜を通して止まない──。
作品の魅力
雨音が籠もる床板の上、朝香はまず自分の濡れたシャツを脱ぎ、じわじわと絡ませてきた。ここでいきなり責め立てるのではなく、相手の胸元に顎を乗せて「冷える?」と囁く。たとえばショートカットが水滴で額に張り付く瞬間を見透かされたようにカメラを引っ張り、シャッターを押させる。そのタイミングで「撮られてるの私じゃなくて、あなた」というギミックが軽く、でも確実に上下を逆転させる。
雨宿りモノだと、山小屋の闇に紛れて「押し倒される」展開が多い。けれど本作は違って、朝香がやるのは執拗な確認。服を脱がせながら「仕事で撮るときもこんな顔?」と訊き、カメラマンの頬を傷つけないレンズ越しに観察する。双方の息が白くなるほどの冷えた空気のなか、小指を絡めるだけで「どこまで覚えてる?」と体温を奪う。その速さとゆっくりさのキュッと緩急が、山奥という非日常ならではのINXAX感を際立たせる。
雨が止まないからこそ、時間が伸びてしまう描写に酔う。窓に流れる雫と同じリズムで朝香は膝を開いたり閉じたりしながら「次はこっち」と次々に違う場所へ導いていく。絵柄は濡れテカりも抑えめで逆光気味、彼女の笑みが時折少年の耳たぶをかじる角度で描かれ、眼鏡の奥に映る自分が嬉しくなるような錯覚を与える。静物のような寝顔の一枚挿しで締めるメリハリも良い。あえて「もう朝ね」と締めることで、一夜明けたら終わる──とわかっていながら、終わらせない甘い罠にハマる構図が新鮮すぎる。
気になる点
山小屋の設定が逆に開放的で、気晴らし感が強すぎるところだけ。もう少どんよりとした圧が欲しかったかも。
こんな人におすすめ
彼女主導で夜を閉じ込められたい人、雨宿りの密室で「撮られてるのは僕の方」と立場逆転する瞬間を求めている人にはたまらない。朝香の「今日は私の日なんだから」という呪文が耳に残る夜読みにぴったり。
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