ボーイ・ミーツ・イノセント(単行本版)【デジタル特装版】【FANZA限定版】

茨芽ヒサ

逆NTRって「なんで私が奪われる側なの?」ってツッコミたくなるけど、この作品は真正面から「貴方を誰にも渡さない」って奪いに来るヒロインの美学が気になる人向け。単行本加筆版で描かれる、依存という名の純愛カタチと、ゾクゾクするほど執着深い言葉責めのポイントがこの記事でわかります。

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作品概要

タイトルボーイ・ミーツ・イノセント(単行本版)【デジタル特装版】【FANZA限定版】
作者茨芽ヒサ

茨芽ヒサが描くSNS出会い系×依存愛の第2弾。SNSで「ドMだけど本気で罵って」と呟く海月と、過去のトラウマで女を蔑むことを快楽に変えた栞。互いの歪んだ性欲を露わにしながらも「心の一番奥を掻き毟って欲しい」とすがり合い、エスカレートする執着が深淪と恋へと変貌する。電子で話題の全6話に加筆描き下ろしを合わせた、愛と支配の一線を行き交う完全版。

作品の魅力

開口一番、スマホ画面越しに「今日もオナニーしちゃった」と囁く海月の声が耳を舐める。ここまで素直に「依存してる」と口にできる女の子にぶつかったのは初めてだった。普段はツンツンしてる女の子が豹変するのとは違って、最初っから底抜けに素直な分、栞のトゲトゲした言葉を全身で受け止める海月の表情が段々蕩けていくのが興奮する。たとえば海月が「お尻に栞さんの指跡が残ってる」と赤面しながら呟くシーンでは、読者側の体温まで上がる錯覚におちいる。

でも、この作品の面白さはただのド淫乱ゴンゾではない。川の流れよりも早く変わる天候みたく、二人の喘息が絡まって「恋人」という言葉に置き換わる瞬間がある。過去編で明かされる栞のトラウマは、読んでるこっちまで刃物でえぐられるような痛みを伴う。その痛みを知った上で「私が全部抱きとる」って膝の上で激しく腰を振る海月が、まるで怪我を舐めて癒やす猫みたいに見えるとき、もう単なる逆NTR抜きの範疇を超えてる。震える肉棒を優しく包んだ手のひらが、別の場所で握りしめる首輪のことを暗示してるのも捩れてる。

電子版では味わえなかった「ページを捲る手間」。紙だと1秒程度に生じる物理的空白が、この作品では「私もう許して】のセリフの直後に気絶する海月の感度増幅タイムになりうる。単行本追加描き下ろしでは、海月が栞の携帯を勝手にチェックして嫉妬爆発する回があって、ここで海月が紡ぐ「私以外で感じたら殺す」っていうセリフが実際にドキッとする。愛情表現と殺意表現の紙一重も、この作品あってのこと。

最終局面、終盤のバスタブシーン。焼けた石を冷やすように二人は湯船に沈む。白濁した湯が半透明になる瞬間、登場人物のセリフが途切れ、心音だけがグワングワンと響く演出はほとんど映画。溢れる湯をすくって栞の傷痕に注ぐ海月の仕草。そのときだけ、いつもの痴態が「お風呂掃除ご苦労さま」に変わるギャップに、火照った身体に冷水がスーッと沁みて、淫靡と儚さが拍子抜けするほど同居している。

気になる点

濃厚なセックスがたたえられるほど、日常パートの筆数がほぼ皆無。せめてどこかでカレーでも食べる場面が欲しかった。

こんな人におすすめ

「自分を壊すぐらい気持ちいいことされたい」願望を抱えてる人、サディスティックなセリフに弱い人。深夜にスマホ画面に「メンタル弄んで」って打ち込みたくなるような重低音セックスを求めてる人にも刺さるはず。

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