イロトリドリのことりたち

雪野みなと

トロトロとした色っぽさと幼さの狭間を歩く作品が気になる人向け。ノラネコノタマの4冊目単行本『イロトリドリのことりたち』で、年上男を誘惑する小鳥たちの熱っぽい心理と躍動感あふれるHシチュエーションが味わえるのかわかります。





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作品概要

タイトルイロトリドリのことりたち
作者雪野みなと

らくがき調の柔らか線と水彩タッチで描かれる美少女が主役。年の離れた男性とのふれあいを、ひとつのエピソードをひとつの女の子が中心に据える形で8編収録。ショートながらも心情の奥行きを丹念に追い、甘酸っぱい背徳感と初めての疼きを同時に味わえる読み切り集。好奇心が色恋へと変わっていく瞬間を丁寧に紡ぐ。

作品の魅力

一枚目を開いた瞬間、「ああこれだ」と喉が熱くなった。ノラネコノタマお得意の眉間に寄るシワの入り方、肩をすくめて「えっちしてみたいです」と囁く仕草。まるで優しく小さな鳥が物怖じせずに肩に乗ってくる感触だ。柔らかペンのノビと脂の乗ったサーモンピンクの頬、それでいて瞳は真剣。だから誘われる側の男が戸惑いながらも最後は受け入れてしまう流れが、嘘偽りなく説得力を持つのが凄い。

たとえばセーラー服のまま膝立ちでゆっくり距離を縮める「ととり」ちゃんの回では、カット割りがそっと変わる瞬間でぞくりとする。カウント3で脚が開くアングルは少年誌には絶対載せられないけど、こんな情熱を押さえつけたら人生損してる、そんな開放感。

形が似ていても、ストーリーは1話ごとにまったく違う色を放つ。「ひな」は明るくて無邪気、「ちゅん」は内気で儚い。行動原理も「肌を重ねることが大好きだから」と公言する子と、「勉強のため」と称しつつ実は独占欲が強い子がいる。この多様性が面白い。年上好きのキャラがただの属性じゃなく、それぞれに理由を背負っているところに作者の温かさを感じる。

描かれる身体は小さいけれど、発露する欲望はむしろ大人以上に濃密。足首を掴まれて少しでもシーツに引きずられると「ひくっ……」と小さく跳ねる腰。子供らしさを消し去ることなく、むしろそこに強さを加える演出。画力の証拠は一枚のカットに集約される。頬を赤らめつつも「もっと触って」と差し出す掌。その裏返しに破れかかった爪、甘さと痛みが同居する表情。読者は思わず自分の指先まで火照るのを覚えるに違いない。

気になる点

ラスト2編はサークル過去作の再録なため、既に単発で入手済みの人はわずかな重複感があるかも。

こんな人におすすめ

小股が開き切る前の痺れる瞬間をギリギリまで堪能したい人。年の差越えて恥じらいながらもちゃんと「私もしたい」と言い切る女の子を見ると胸が苦しくなる人。そして、たった8ページで世界が色づくテンポの快感に目覚めたい人。

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