獣人のほんわか園芸部と男の子が秘密の妄想を交わす、ちょっとレズっぽい攻め具合が気になる人向け。この記事ではタミヤの戸惑いと花梨ちゃんの甘い牙、ときどき兎さんのテコ入れがどんな化学反応を起こすかがわかります。

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作品概要
| タイトル | 獣人アパート常春荘へようこそ! |
|---|---|
| 作者 | 瀬戸内くらげ |
人間と獣人がごった煮で暮らす街の隅、常春荘というアパートに住む大学生・タミヤの日常が主軸。犬族の花梨ちゃんとはいつも肩を寄せ合うほど仲がいいけど、まだくちびるは重ねていない。隣室の兎人・因幡さん宅で手にしたエッチな小道具が転機になる。銀毛の耳と、おっとり見えて実は肉食な吻。主篇のほか3編は、部屋の鍵を預ける係りの猫先輩や、同居を申し込んでくるアルパカ女子など、ふわふわ被毛×もっちり肌のシチュエーションがぎっしり詰まった読み切り集。
作品の魅力
まず目につくのは花梨ちゃんの手足。可愛らしい肉球と小首を傾げる仕草だけじゃなく、テンションが上がると尻尾だけでなく膝も小刻みに震える描写がある。タミヤが無遠慮に毛を撫でまわすたび「だ、ダメってばタミヤぁ」と鼻先で甘噛みされる。リアルな飼い主心境を掌底にビシッと落としつつ、懸命に理性保とうとする女の子の苛立ちが伝わってくる。獣人とのズレ=種族の垣根っぽく持ち込みつつ、実際は甘すぎる距離感に戸惑う心情がともすと滑稽にぼやける。そこでくらげさんは効果的に「空気の読めない兎」を投入する。
たとえば因幡さんの部屋から巻き上げたバックルの要領の悪さ。いったいどんな使い方を妄想したのかを無遠慮に聞いてくるあたり、敵わないなとタミヤが顔を赤らめる。誰かを誘うとき相手に主導権を譲ると逆に想定外のリードを食らうという、逆NTRでよくある「一方的に押されて守備圏が溶ける涙目」の尻馬に乗っている。すると犬族との穏やかな恋人予備軍が、兎の社外用願望棚出しグッズで急速にH路線に落ちていく。読んでいてか細くなるのはタミヤの理性だけではない。巻き込まれる花梨ちゃんの表情変化と□□の動きまで書き込まれる手際の良さ。
挿絵とシナリオのタイミングにも遊びがある。テンションがだんだん頂上に達した瞬間に1コマだけ挿絵が途切れ、続く文字だけのページで声を内にこもらせる。読者の想像が膨らむピンチで、翌ページがちゅぱちゅぱの長回し絵にするというパロディに近い演出。本挿しの数はそんなに多くないが「音が聞こえてきた」だけで次ページに跳ねる巧さ。画力はまったり柔らかめでパンツ一丁の獣耳を眩しげに躍らせつつ、筋骨質度合いを抑えた犬と兎が奇妙な透明感を漂わせる。おかげで興奮よりも「そういう表情もありなのか」と興味本位で開き直れる。
短編三〇ペアを越える分厚さは(単行本換算100ページ台なのに)丁寧に緩急を付けていて、だらだらと胃袋の奥に甘さが染みる。先行ストーリーで猫先輩が彼女作ったことにされてしまうエピソードなど、一方的にペット化される熱量の暴走ぶりにたじろぐほど。かと思えばアルパカのルームシェア話では「毛刈ってもらえば光熱費免除」とのアバウト提案。どこまで本気かわからない甘噛みと、思い込みの強さでズンと頭を殴るご安心感。獣人は本来野生→けど都会暮らし→けど本性出るという三段活用。野生のまま我慢できなくなった瞬間が一番可愛くて堪らないと思わせてくれる。
気になる点
因幡さんのテコ入れ後、「今度は私にも使わせて」みたいなおまけ百合物語が入るらしくて、そのH描写が素人二人のガッツリ初体験と比べると短い。狡いのか手抜きなのか判断に困る。
こんな人におすすめ
甘えん坊+攻め発言併せ持つ獣人に首輪を握られてしまう展開が好きな人。もう少し強引に迫られたいけど「説得ゲージで拒否され続けるのも職質気味」とボタンが見え隠れする曖昧攻勢を求めている人。軽く根負けしつつ許すという日常の延長線上にエロをばしっと挟みたい人。
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