雪山遭難→獣耳美女にナンパ!? そんな展開に期待もドキドキも高まる人向け。「あやかし旅館こっくり堂」で実際に何が延々見られるか、逆NTR通の15年読破眼で噛み砕いて解説します。

他にもこんな作品がおすすめ!
作品概要
| タイトル | あやかし旅館こっくり堂【単行本版】【FANZA限定特典付き】 |
|---|---|
| 作者 | 瀬戸内くらげ |
雪山遭難した主人公がたどり着いたのは、名も狐狗狸堂という妖の宿。看板娘の白狐娘が「まあ、凍え死にとは縁起が悪い」と傍でくすくす笑いながら鍋料理をすすめてくれる。最初は果たしてこれが死後の世界なのかという不安が支配していたが、熱燗と広い檜風呂で思考回路が溶けだす。ささやかな紙に「追加メニュー」という字があったと思った瞬間、狐娘の尻尾がふわっと俺の膝を擦った。すこぶる悪くない。――次の日朝食の支度をする野兎娘は耳をピクリと動かしながら「あの娘も、いい汗かきましたねえ」と振り返る。こうやって種明かしされるまで気づかなかった筋肉の疲労が、唐突に疼きだす。旅館の定宿化は必然だった。
作品の魅力
狐狗狸堂に一歩足を踏み入れた瞬間、外気温氷点下から氷温プラスαへ。なにが変わるのか? たとえば主人公がずぶ濡れでロビーを彷徨っていたとき、暖炉の前で干してもらう羽織の匂いが杉の煙と獣脂の仄かな甘さを帯びていて、まず嗅覚で「ここは妖怪の宿だ」と言われる。読者も同時にあの匂いを嗅ぎ取り、雪の冷たさから開放される。この入り方は日干しいかが決戦間近という緊張感ではなく、「なんだか抜け殻みたいな俺をからかう雰囲気」に包まれてしまう楽しさがある。
追加料金システムは「奉納」という曖昧な言葉で呼ばれる。その値段が明示されないことで、まるで現金を巫女にスルっと渡すご神体への手間賃のよう。野兎娘の耳を指で這わせるご褒美を申し込む場面では、いきなり割り勘にされて「ここまでのサービスはご馳走です」と主人公が慌てる。それに対して狐娘が「お客様、わたしたちも生き物ですからね」と悪戯っぽく応える。この微笑ましさとシビアさのギャップが何度読んでも刺さる。このギャップこそ積極ヒロインの快感典拠だと、甘い声で裏を返された唇への視線が告げている。
エロ展開はしばらく優しさに満ちている。泡だらけの湯船で狐の尻尾を洗うシーンでは、そのふわふわが指先を包み、泡の色が透けてピンク熱を帯びる様子まで丁寧に捕まえてくれる。しかし湯から上がると途端に事情は逆転。「僕ら一流宿は順番を教えなくちゃね」と言って、狐娘が主人公の流された汗を自分の汗として舐め取る。舌の温度は掌が焦げるほど熱く、実際は獣の体温だと悟らされる瞬間、読者も「美味しかった」と満足げな吐息に同調する。この背徳をじわじわと温めてじわじわと冷ます温度調節が絶品だ。
単行本加筆分では、山猫娘が入り浸り客として現れる。猫舌ゆえに温かい汁を「ちょろちょろ」と吹きながら飲む様子がカワイイと褒められて照れる顔がまた別の刺激を与えてくれる。山猫が「あんたのリズム、ちょい乱れてるよ」と嗅ぎながら主人公の太腿に頭を乗せてくる場面では、獣系なのに小動物志向を半分だけチラつかせる卑怯さが新鮮。逆NTR好きである自分としては「なにかを奪われた」というより「ここに集まる妖たちから加えられた待遇に酔いしれる」構図がたまらなく気持ちいい。
気になる点
山猫娘登場後、勢いに乗りすぎて物語の種明かしに1コマ割くのは惜しい気もした。謎はたっぷり残して、次巻へむとぐっと踏ん張る方が喉が渇く読者にはご馳走だった。
こんな人におすすめ
積極的獣耳ヒロインに翻弄されたい人。雪山の絶景チルアウトBGMをイヤホンでループしながら、湯けむりと白狐の尻尾の重なりへの突撃を設計したい人にもおすすめ。対抗心スイッチ入りっぱなしの日常を、霊峰のぬくもりと和めたい夜。
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