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てるてるがーるさんの新作「マシロ様」に虫×女の子の表現がどこまで入るのかが気になる人向け。この記事では舞台が民宿という狭い空間で紬と結奈の関係がどう歪むのか、そして作者の描く牽制と嫉妬のトゲがどんなふうに疼くのかがわかります。










作品概要
| タイトル | マシロ様 |
|---|---|
| 作者 | てるてるがーる |
長期休みを利用して友人の紬の実家・民宿へ泊まりに来た結奈。そこは古びた和室に畳のにおいが染みつく静かな空間だった。紬の母・マシロはおちついた物腰で結奈を歓迎し、ふたりは久しぶりに語らう。夜、ふと目を覚ますと廊下に白い影。マシロが揺れる躯を這う虫を見て平静を保てなくなる結奈。翌朝から民宿の空気は少しずつ色を変え、紬の独占欲、マシロの艶めかしい距離感、結奈の戸惑いが交互に絡み合う。虫の群れ、ぐにゃりと歪む女体、拒絶しながらも疼く疼き。全五十八ページのうち物語は五十五ページ。ご注意いただきたいのは虫の描写が入ること。
作品の魅力
開口、ギチギチと鳴る廊下の音は耳障りなほど鮮やかだった。民宿の向こう隣でシーツをかきむしる音。窓外は杉林の風。そんな風景の狭間に立ちこめる草いきれ。その匂いが押し寄せてくるページめくりの早さに負けない勢いで肌に張りついてくる。虫は始まりの象徴であり、辺りを支配する欲望の予兆でもある。結奈が深夜の廊下で震えているフレームでは、紬の横顔が闇に浮かび上がり、軽くめくれた唇がなにかを欲しているように見える。たとえば黒い翅が翅を重ね合わせる音を聞くたび、ぼくは胸がじわりと疼いた。
主人公視点の不安を刺激する演出は巧みだ。読者は結奈の隣に寝転がっているような錯覚に陥る。紬が「ほら、ここ冷たくない?」と手を伸ばす場面では、先に触れたのは垂直に立っていた蚊取り線香の煙。縦にのびる煙がまるで一本の指のようにふたりの間を縫う。その煙にかすれて輪郭がゆらゆら歪む瞬間、ぼくは息を呑んだ。積極的ヒロイン好きの自分でも「これは手が出せない」と判断したのは久しぶりだ。
しかし物語はそこで引かない。マシロの艶っぽさは静的な攻勢を含んでいる。紬が外出中、マシロが結奈の首筋にふっと息を吐く瞬間、紙面は白黒から淡い群青へ。色の変化で温度差を表現する演出と違って、群青は単なる演出ではなく空気が変わった確証だ。宿帳を開いた途端、紙面に這う薄墨色の影が虫へと姿を変え、影が紙を食い破るように結奈のスカートの裾に潜り込む。押さえたはずの膝が恐る恐る開く。視点が膝越しに迫る描写は、読者自身が舞い降りた虫になりきっていく感覚にほかならない。
気になる点
結末付近でマシロの真意がちらっと示されるところに「そっちか!」と拍子抜けした。もう少し煮詰まった毒を残して終えてくれたら、翌朝の餘韻がぐっと深まったはずだ。
こんな人におすすめ
逆NTRをこじらせたい欲に火がつきたい人。民宿の湿って冷たい畳の上で友好的だった友人が、たまらなくしたたかに目を吊り上げて睨みつけてくる瞬間を求めている人。暑苦しい夏の夜に生理的にゾクリとしたい人。
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