ナツフク05

虚無の歌

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積極的なヒロインに主導権を奪われてぐちゃぐちゃにされるのが癖になる人向け。『虚無の歌』の「ナツフク05」がどんな夏の汗臭ネバネバを描いてるのか、この記事でぶっちゃけます。



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作品概要

タイトルナツフク05
作者虚無の歌

『虚無の歌 ナツフク05』は「ナツフク」シリーズ第五弾にあたる短編集で、時間軸では第三弾の直後を描いている。今回は夏の終わりの一泊を舞台に、汗ばむ季節特有のねばつく距離感を味わえる。過去作で馴染んだキャラたちがひとつ屋根の下で限られた時間を過ごすなか、ひょんなことからハーレム状況へ発展。それぞれの女の子が「最後の夏」だとばかりに歯止めを外し、何度も求め合う。そのぶん作者の描線はよれるほど激しく、汗と愛液が撹拌される音まで耳に届きそうだ。

作品の魅力

蝉時雨がちぎれるほどギンギンに張る空気。ページをめくる瞬間からあの夏の湿り気を詰め込んだ布団の匂いが鼻先をくすぐった。最初はみんな水着のまま缶ビール片手に夕陽を眺めてたのに、たとえば屋上フェンスの影に二人引っ込んでるシーンでは、ミニスカートをたくし上げる手がヘルメットみたいな涼しさだった水着をがんじがらめに絡め取る。重力に逆らって届かないはずの上腕まで汗が汗で絡まって、指の合間に切ってしまった髪が狐の尻尾みたいに絡まってるのがリアルすぎて胸倉が熱くなったぞ。

『3』でやった「挟まれて押し付けられる壁ドン」と違って、こっちは屋根裏の段ボールの山で前後から雑巾がけみたいに擦りつけられる。先行試し読みを誰かがしたらしい“うしろの子はふとももで捕まえてるだけだ”って根拠のない指摘を鼻で笑い飛ばして、本編では胸板に両掌を這わせながら尻をガンガン打ち付ける。激しさの合間に見せる「はあ…」と熱を外に逃す吐息が、決して人差し指一本の余韻も冷めさせない。

ページ数だけなら前作比でほんの数枚減ってるのに、狭い空間に四重奏の体が渦を巻くことで密度が底上げされてる。特筆すべきは間接キスの湿度だ。ビールを回すキリンの缶口、水着の紐を噛みながら漕ぐ上体、それぞれの味が互いにじゃれついていく。作者の線は最後まで決してゆるまず、あと一歩で線がぱっつんと切れそうになる瞬間にかえって色まで重ねて、汗分泌腺のアップを描ききってる。これを読み終えた直後、スマホ画面のフィルムより自分の手の甲がべちゃべちゃで汚れてるのに気付いて思わず苦笑い。夏ってやつは生来めんどくさい季節だな、と改めて噛み締めた。

気になる点

過去作キャラに全員名前つけてくれてるのはありがたいけど、やや名前被りがあって「えっ誰だ?」となる瞬間が数カ所。特になし、とはいかないレベルだった。

こんな人におすすめ

汗でドロドロに絡みつく触手のような指が気持ちいいと感じる人。終電逃してターゲットの部屋に泊まる体験が懐かしい人。追い打ちかけるように「もう一回だけ」を繰り返すエンドレスプレイを求めてる人。

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