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なつねえ専の新年直筆サインジュースを冷蔵庫に仕舞ってるようなレベルの熱量持ちが気になる人向け。田舎の再会 + フェロモン全開の年上ヒロイン + 30日間の焦らし&喰らい尽くしを一度に味わいたい人は必見。この記事では、作中にある「日常的に背中で迫ってくる色香」と「ラスト10秒だけ逆転する主導権」がどうハマるかがわかります。







作品概要
| タイトル | なつねえ 〜僕が恋した30日〜 |
|---|---|
| 作者 | シン・ギュラリティー |
田舎に里帰りした主人公が久しぶりに訪ねた幼なじみ・夏苗ねえさんは、昔のしっかり者という印象とは違って、しっとり汗ばむ大人の色気をまとっていた。最初は挨拶程度だったはずが、彼女の「ねぇ、ちょっと顔貸してよ」という一言で日常は完全に変質。毎日のように部屋に押し込まれ、耳元で囁かれた誘惑は逃げ場ゼロ。純粋な恋心が疼けば疼くほど、ねぇさんは距離を縮め、離し、またすぐ傍に寄り添う。30日で計60ページは主導権の奪い合い。最後の1日、主人公がようやく逆転のチャンスを得るが、ねぇさんの罠はそこにも用意されていた。
作品の魅力
バス停の屋根に残る夕立の湿り気を思わせる匂いが、ページ越しに伝わってきた。田舎特有のじっとり締まる空気と、そこから一歩抜け殻のように抜け出した都会仕込みのフェロモン。このざわめきを支配するのは間違いなくねえさんだ。たとえば朝食テーブルで差し出される味噌汁の蓋を開ける瞬間、熱気が立ち上るのと同時に彼女の指がこちらの膝の上に乗ってくる。まるで味付け確認を兼ねた行為。そこにあるのは語られない温度差。語句を挟む隙を与えない、大人の「間」。
だけどその「間」は決して一方的なチューニングじゃない。2日目の夜、主人公が覚悟を決めてリードを取ろうとした場面、読者は息をのむ。ベッドの端に腰掛けるねえさんが、ゆっくりとスカートの裾をたくし上げる仕草の中に、彼女は主導権を渡さず渡しかねない二重構造を見せる。結果的に主人公はただの「声掛け待ち状態」と違って、男としての役目を半手伝い半強制で終わらせるという、下手くそなプライドが破片のままで終わる。そこに組み込まれる、躾けられた大人の余裕と稚拙な子どもの焦燥。ページをめくる腕にまで痛みを覚えたよ。
こうして「時間は30日、主導権は常に裏で何度も取り替わる」ループがあなたの指の腹から腕を伝い、あらぬ方向へと立ち昇る。余談になるけれど、この作品でびっくりするのは台詞の「音量」。小さいフォントと大きいフォントでまるで生きてる電話が紙に刺さってるような錯覚を覚えるんだ。明後日の朝、郵便受けに「再配達希望のお知らせ」のように貼られたポストイットに「明日も遊ぼうね」と書いてあった時は、思わず飛び起きてしまった。寝そべりながら同人誌読むクセがばれるところだった。これが30日間毎日、罠となる。
ラスト5ページは箱根にでもいるみたいにページがぬるぬると湯気を立ち昇らせる。主人公が、ついにねえさんの胸の中に顔をうずめて「やっぱり僕が好き?」と問う場面。彼女が耳たぶにかける息をふうっと熱っぽくして「もう答えは出てるでしょ」と返す。その瞬間。これまで「僕が恋した30日」だった看板がポーンと陥落し、「ねえさんが仕込んだ30日」へと変わるような気圧があった。もう文化祭で観客席抉るストロボのフラッシュより強烈な、汗ばむ漂白剤の味。ページを閉じると、まだ掌にべたべたと残る甘い痛み。しばらくは便乗士気での手汗と書き連ねるまい。
気になる点
主人公の画顔が幼いままで、年甲斐もなくモップヘッドみたいなトドメの前髪が残ってるせいで「ちょっと主役っぽさ」不足感がある。でも逆に余計な女性読者にも刺さる隙間になるかもしれないと思い直したので2日経って許容。
こんな人におすすめ
「毎日ガツガツこられるのは勘弁、でもちゃんと主導権握ってる年上女性にぐいぐい誘われたい人」
「田舎と都会の温度差が襞のようになって襲い掛かる展開を求めている人」
真夜中のLINE「まだ寝てない?」を待ち望むあなたにおくる、紙のジャンプスケア。
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