タカハシルクナの過激旗艦作『蜜濁』に手を出すべきか迷っている人向け。15年で2000作品漫画を読んできた僕が“どこが抜けるのか”と“どんなドラマを孕むのか”をスッキリ見せるよ。

他にもこんな作品がおすすめ!
作品概要
| タイトル | 蜜濁 |
|---|---|
| 作者 | タカハシルクナ |
タカハシルクナ待望の初単行本。過激かつドラマチックな全7編を収録した短篇集である。バニーガール型女上司と繰り広げる一夜乱交、長さ2.9cmの乳首に恋する異端ラブ、通称ヤリマンなのに初恋に翻弄される女子など、癖の強いヒロインたちの官能譚がずらり。加筆新作として人気作『2.9cm』のアフターストーリーも必読。官能と感情を同時に抉るタイトルが詰まった一冊だ。
作品の魅力
ほんの脇役にさえ脳汁が滴るような筆力があるのがルクナ節だ。『蜜濁』では、軽妙なラフ画と唐突な肉食描写のギャップが皮膚の奥で痺れる。たとえば表紙のバニーガールはプロポーションを強調されつつ、瞳だけが監視カメラみたいに冴えて読者を見据える。媚びと理性のせめぎ合いをワンカットで立ち上げられる作家は、なかなかいない。
味噌をつけたような濃いセックスに対して、シナリオは途端にやわらかく乖離する。女上司が部下ベッドで「今日は個人として抱いて」などと零す瞬間、「仕事モードを脱いだ女」っていうだけで胸がざわつく。逆NTR的に「こっちが選ばれた」という優越感が、背徳の甘さを増幅してゆく。ただ躾順な絡みと違って、関係性のスタートラインにいる鮮度が異常に長持ちする。
他の短編群でも、ラブラブと激淫が肉薄する設計は共通だ。『2.9cm』の乳首フェチ話など、フェティッシュを理由に距離が詰まっていくプロセスが殴り書きじみているくらい正直。つま先を舐めさせるカットだけで「俺たちこれからどうなる?」という空気を出す画力に舌を巻く。刺さる場面は交わっている最中より、布越しに勃起を確認する瞬間――過去のNTR作品では嫌悪線だったはずの場面が「こいつも性欲に震えている」と双方向の欲望に転じる手際の良さ。
短期集中連射型の漫画は粒ぞろいだが、ここまで「女に選択される快楽」を突き抜けた作家は少ない。かといって頁数は決して多くなく、読了しても残虐後味悪さが尾を引かない。乳房の谷間に沈んだ汗がサワーの泡みたいに消えていくタイミング。そういう爽やかな幕引きに愛着が湧く。エロスの波間に漂う日常の句読点――それが『蜜濁』だ。
気になる点
収録幅が短めなせいか、1本だけ盛り上がって「もっと見たい!」となった『初恋ヤリマン』に続編がないのが惜しい。ただ単行本だから当然とはいえ。
こんな人におすすめ
逆NTRで「俺以外を選ばない女」を見たい人。通勤電車の匂いで理性が焼ける人。もしくは「乳首があの大きさだったら刺されてみたい」みたいな極端な欲望をネタにしたくなる人。
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