肉秘書・友紀子 1

岬ゆきひろ

逆NTRで女が先に口説く展開が気になる人向け。この記事では、「肉秘書・友紀子」がどうして積極的ヒロインファンに刺さるのか、タイトルを裏切る“強奪ではなく侵食”の面白さがわかります。

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作品概要

タイトル肉秘書・友紀子 1
作者岬ゆきひろ

大手企業の買収劇で、副社長新任の下働くことになった秘書・友紀子。父の地位と妹の学費を盾に取られ、車を走らせながら胸を晒す屈辱の指示に従う。さらにローターを体に固定したまま商談へ連れて行かれ、旧知の村岡専務の前で羞恥が波を打つ。翌朝、副社長に謝罪され少し希望を見るが、帰途、村岡と再会し状況は思わぬ方向へ。

作品の魅力

副社長の“鉄の掟”と聞きながらも、友紀子が店先の露天コーヒーでミルクティーを傾けるときの仕草が妙に凛々しい。たとえば開店前の路地裏で、ブラウスのボタンをはだけさせながら「ごめんなさい、もう我慢できない」と呟く瞬間、相手が圧に押されるよりむしろ彼女が口火を切るのは新鮮な焦燥だ。命令に逆らえない身でありながら、実は誰より性的スイッチが入りやすいタイプであることが既視感ゼロの攻め方に繋がっていて、従順=受け身という常識が崩れていく。

風間咲紀の線はシックリと肉感を乗せるのに留め、ふわりとしたマットタッチで表情の揺らぎを描き切る。社用車の後部座席でバレないようシートベルト越しに股を開くシーンでは、スカートふちの針金のように細いラインが痒い疼きを訴えかけていて、読者側も「やられている」のではなく「共犯」のてのひらが汗ばむ。優しい曲線の顎と眉の角度で、どこまでが演技か、どこからが本音か境界をあえて曖昧に残すところが物語の鈍器を皮膚に食い込ませる余韻を作る。

ボリュームとしては中編+αだが、1日ごとの区切りをきっちり缶バッチするように断崖を落ちる緊張と、翌朝の窓辺に差す薄っすらとした朝陽の温度差が効く。タイトルの“肉”がふわふわした質感を想像させるが、むしろ芯の線が細くて硬いため、そこに汗と唾液が染み込む音が響き渡る。村岡との“再会”では初めて人目がある場所で唇を噛みしめる姿が挿入れ直されるように重ね合わされ、肉筆で書かれた契約書のような責任感が背中に回る。短いページ数の合間に挟み込まれるベタつくまで磨り減った計算された溜めの数秒が、逆NTRという品詞の響きをテンポ盤に変える。

最後のシーンで友紀子が「新しい名刺を作ります」とつぶやくせりふには、あえて覚悟を決めた顔で相手を選ぶ女の積極さが宿って微笑ましい。電車の中吊り広告を見上げている場面では周囲と絶縁した自分だけの勝利のポーズに見える。居場所をすべて差し出したうえで取り戻す権利を得る、あるいは取り戻さないまま“存在し続ける”という二択を、誰の目にも触れぬ静かな勝利として描いたところが痛痒い演出だった。

気になる点

村岡とのハプニングが2度続きすぎて、偶然の強度が少しばかり軽く感じた。総体的に勢いが増していくけれど、この部分だけは「絶対あるだろ」と予想が先行してしまうかも。

こんな人におすすめ

たとえば「女性に主導権を握られたまま、むしろその逞しさに触れたい人」「車内や会議室のドア一枚隔てた瞬間で理性が崩れる瞬間を追体験したい人」にはもってこい。自分も同罪の共犯者になって第三者目線を手放す快感を求めている人に捧げたい1冊です。

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