きみの全てを奪うまで ‐総集完全版‐

たことかいと

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幼馴染にふっと吐いた「ずっと一緒だよ」の台詞が、数年後に上書き輪姦の前置きに変わる心理落差が気になる人向け。今回は間宮ひなた率いる「きみの全てを奪うまで‐総集完全版‐」で、なぜ読者が“最後まで読みたくなる”ストーリーテクニックと、裏返しの甘酸っぱさが味わえるかを解説します。










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作品概要

タイトルきみの全てを奪うまで ‐総集完全版‐
作者たことかいと
ジャンルBSS ベスト・総集編 ラブラブ・あまあま 乳首責め 制服 寝取り・寝取られ・NTR 幼なじみ 恋愛 成人向け 準新作 男性向け 辱め 鬱勃起

同人サークル「逆恨み亭」の代表作『きみの全てを奪うまで』を加筆・再録した総集編ついに登場。主人公は幼馴染の慎吾への淡い恋心を背負った少女・桜庭ひなこ。彼女をとりまくのは、小中高で同化した幼馴組の四人の男たち。無垢だった関係は大人になった途端、ひとりの男の“奪いたい”という衝動で崩れはじめる。シリーズではひなこの羞恥、自堕落、依存、暴走、ひとりで立ち上がる決意までを軸に、各主人公視点のエピソードを順次配していた。完全版では18本のショートストーリーを時間軸で再編集し、ひなこの距離感が不可逆に縮まっていく様をビフォーアフターで確認できる。カバーイラストも改めて描き下ろし、挿絵は完全カラー化。各種書店特典も別冊で収録し「奪い尽くすまでスクランブル」と副題を冠したアフターエピソードで幕を下ろす。

作品の魅力

「本当は嫌だけど、拒めると思っていた居場所が無くなる瞬間」を描く時、ひなこのこめかみが熱を帯びるスピードが雪解け水みたいに心地よい。たとえば体育倉庫で慎吾に泣きながらキスをせがまれる場面、膠着した闇に放り込まれた銀紙みたいな舌の動きに呑まれて、嫌だよと囁いたはずの細い声が「もう…」という溜息に変わる。ここで初めて、彼女の中にある破廉恥スイッチは外部からではなく“自分で”入れられたんだと気づかされる。

物語は二転三転する。カラダを開発されながらも精神的に支配される関係が確立したと思えば、ひなこの方から猿轡を噛ませるポーズを提案する。このときの男の動揺具合が「期待外れの玩具」を手にした子供みたいで滑稽。もちろん支配してやる、という論理は波形を描きながらゆっくり反転し、少女の顔色を窺う男たちの俯き加減が疼く。その揺さぶり方は、いわゆる“堕ち”を描く作品とは違って、自転車のペダルをこぐ力加減のように亘り続ける緊張感がある。

ボリューム云々というより、思い返すたび小さな違和音が響いて離れない。中学時代に交わした「引き返せない秘密」の約束が、大人になって噛み合わなくなった歯車を思わせ、それがどうしてもひなこの内奥で鳴り続ける。たとえば最終エピソードで、いきなり手をつないだだけで勃起してしまう慎吾に「もう…しょうがないね」というやわらかい慈悲が注がれる。彼女はここまでの略奪劇を「一度くらい巻き戻してみたかった」みたいにつぶやくけど、その台詞の奥に已む無しの感情が座っている。こうした残響が、本作を単なる凌辱モノから「対面できない感情の寄りどころ」を炙り出す青春SFへと変貌させる。

――「奪う」って誰が決めた? 終盤に差し掛かった頃、読者は気づく。この物語は実際には「奪い尽くされたあと自分の手で取り戻してしまう」少女譚だと。四位の眼差しが捕虜化する瞬間、蝉の抜け殻みたいに透明な嘘ばかり降ってくる。そしてページを閉じた後、胸の奥で尚、ひなこの声が「取り戻したって、同じじゃないよ」という錆びた音を立て続ける。これが青春というより“記憶改竄未遂事件”として脳裏に残り続ける理由だ。

気になる点

テンポの指し回しは巧いが、度重なる視点移動で「誰が今、どの感情に陥っているか」を読み飛ばしがちになる点が惜しい。

こんな人におすすめ

「好きだった幼馴染にめちゃくちゃにされても、その後尚を続けたい」と自分を試したい人。元気でまっすぐなヒロインが裏返って吠える瞬間を眺めたい人。
過去の甘酸っぱさを咀嚼しながら、今の欲望にズタズタにされる葛藤を味わってみたい人におすすめ。

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